業界騒然の【Airペイ】クレカも電子マネーもポイントも端末1台で決済

Airペイの導入方法

タブレット型POSレジシステム「Airレジ」を提供する株式会社リクルートライフスタイルは、10月3日、同システムにおいて決済代行事業を担う株式会社リクルートペイメントと共同で、スマートデバイス(iPhoneまたはiPad)を利用した「Air ペイメント」の決済可能ブランドの拡充と機能強化を行いました。あわせて名称を「Airペイメント」から「Airペイ」に変更すると発表しました。

2015年12月、日本でいち早く「支付宝(アリペイ)」に対応し、中国人観光客を対象とした小売店や飲食店に続々と導入されている「Airペイ」ですが、今回の機能拡充でさらなる利便性を獲得することになります。これまでクレジットカード決済と電子マネー決済で別々の端末を利用していた店舗にとっては、決済代行会社との契約や入金フローも一元化され、端末も1台にまとまってレジカウンターもスッキリ片付くという大きなメリットがあります。

今回のアップデートによる変更点

①決済サービス名称が「Air ペイメント」から「Airペイ」に変更

店舗の利用客にとってはほとんど影響がありませんが、かなりシンプルでわかりやすくなりました。

②従来の「VISA」「MasterCard」に加えて「JCB」「American Express」「Diners Club」「Discover」に対応

Airペイは各種国際ブランドのクレジットカード決済に対応

JCBを含む各種国際ブランドのクレジットカードに対応

今まではVISA、MasterCardの2ブランドのみの対応でしたが、国内での利用が多いJCBにも新たに対応できるようになりました。JCBは利用者へのポイント還元率が高いため、通常の決済代行会社を利用すると、決済金額が少ない場合に5%程度の決済手数料を要求されることが多いのですが、「Airペイ」では3.75%の手数料で導入ができます。さらに初期費用や月額費用も無料なので、導入してみないことにはカード決済の利用金額の見通しが立たない店舗でも、安心して導入できます。対応時期は2016年12月上旬との事ですが、申込みは10月3日から始まっています。

対応ブランド/種別 決済手数料 初期・月額費用
クレジットカード JCB
Diners Club
Dsicover
3.75% 0円
VISA
MasterCard
American Express
3.24%
交通系電子マネー Suica
PASMO
Kitaca
TOICA
manaca
ICOCA
SUGOCA
nimoca
はやかけん
3.24%

「Airペイ」サービスサイトURL:https://airregi.jp/payment/

③各種交通系電子マネーに対応

Airペイに対応する交通系電子マネー

全国の各種交通系電子マネーに対応する(Pitapaは対象外)

今後は全国の交通系電子マネーに対応予定です。クレジットカードリーダーにNFCの読み取り機能が備わっているので、iPhoneやiPadのアプリのアップデートで対応が可能となるようです。ただしこちらは開発中とのみ発表されており、実装される時期は未定です。

④JCBが2016年11月より提供する「ポイントおまとめサービス POICHI」に対応し、共通ポイントカードを導入できる

air-pay-3

JCBが11月からサービス開始を予定しているPOICHI。12月上旬にはAirペイもこれに対応する予定のようです。POICHIのサービス自体はTポイントカード、Pontaカード、楽天スーパーポイントカードに対応していますが、リクルートライフスタイルのホームページ上ではTポイントとPontaカードの2種類しか対応していません。

ポイントカードに対応する際はカード決済と同じ端末を利用するようです。TポイントカードとPontaカードはカードの裏面に磁気情報が記録されていますが、楽天ポイントカードはバーコードのみで磁気情報がなく、決済端末では対応できないようです。楽天スーパーポイントの利用率はかなり高いので、タブレットのバーコード読み取り機能などで今後対応される公算が高いです。

ピピッとチョイス的まとめ

全方位に対応

AirレジとAirペイ及び支払い手段等の関係図(クリックで拡大)、(出典:リクルートライフスタイルプレスリリース)

今回の発表で「Airペイ」が交通系電子マネーに対応することがわかりました。しかし楽天EdyやQuick Pay、nanaco、WAONなどの電子マネーには対応する予定がない点には注意が必要です。「Airペイ」のデメリットについても少し考えてみましょう。

デメリット

「Airペイ」は通常のPOSレジとの連携はできないので、筐体に依存する他メーカーのPOSシステムを利用している場合には、タブレットに決済金額の手入力が必要になるという点があると思います。ただ、iPadでタブレットPOSを利用している場合には、Airレジアプリへの切り替えで対応が可能です。また、発行枚数が多い楽天Edyに対応していないのは弱点と言えるでしょう。

とはいえクレジットカードは国際ブランド全てを利用することができ交通系電子マネー決済への対応を予定。さらにインバウンド向けにはアリペイ今後普及が予測されるLINE Payにも対応・・・と、店舗にとっては申し分ない網羅性で、不満が出ることはまずないのではないでしょうか。今後のサービス拡充も目が離せません!