【サービス別比較】4つのモバイル決済を並べてみてわかったこと。

こんにちは、ピピッとチョイス編集部です。調べれば調べるほど、決済サービスの種類は多種多様。お店に導入するならどれがいいのか、一概にどれがいいとはとても言えません。そこで今回は、クレジットカード払いに対応しているモバイル決済(スマホ決済)サービスを、項目別に比べてみようと思います。

対象に選んだのはこの4つ

Airレジシリーズ(Airペイ&モバイル決済 for Airレジ)

リクルートライフスタイルが提供するAirレジシリーズの1つ、「Airペイ」。いち早く国際的なクレジットカード6社に対応し、1つの決済端末で電子マネーにも対応できるマルチなサービスです。同じくAirレジシリーズの「モバイル決済forAirレジ」はQRコード決済に対応しており、2つのサービスを併用することで、さまざまな決済を導入することができます。

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Square

スマホやタブレットのイヤホンジャックにカードリーダーを接続して、クレジットカードを読み取る方式のSquare(スクエア)はアメリカ生まれ。従来のカードリーダーに比べると、驚異的とも言える小型サイズです。

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Coiney

Square同様、イヤホンジャックに接続するスタイルでスタートしたCoiney(コイニー)は日本生まれのサービスです。2015年にはCoineyターミナルをリリースし、今後電子マネーへの対応も予定しています。

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楽天ペイ

楽天ペイ ホームページより

「楽天ペイ」は楽天市場のオンライン決済から実店舗向けにサービスが拡大したもので、幅広い業種かつ小規模店舗への導入事例が多いのが特徴です。2017年夏をメドに電子マネーへの対応を予定を発表しています。

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まずは利用できる支払い方法を比べてみる

対応できるクレジットカード

まず最初に、クレジットカードの主要国際ブランドに対応しているかどうかを調べて、表にしてみました。どのサービスもメジャーな国際ブランド6社についてはすでに対応が完了しています。その一方で中国人向けの銀聯カードに対応しているものはなく、横並びの結果となりました。

Airレジシリーズ
(Airペイ)
 Square  Coiney  楽天ペイ
 VISA  ○  ○  ○  ○
 Master  ○  ○  ○  ○
 American Express  ○  ○  ○  ○
 JCB  ○  ○  ○  ○
 Discover  ○  ○  ○  ○
 Diners Club  ○  ○  ○  ○
 銀聯カード  ×  ×  ×  ×

対応できる電子マネー

それならば、電子マネーはどうでしょうか?こちらは現時点で対応可能なのはAirレジシリーズ(Airペイ)のみでした。しかし楽天ペイやCoineyも対応予定を公表しており、これらのサービスがスタートすると優劣に大きな差が生じそうです。

Airレジシリーズ
(Airペイ)
Square Coiney 楽天ペイ
Apple Pay × △(今後対応予定) △(今後対応予定※)
iD × × △(今後対応予定※)
Quick Pay × × △(今後対応予定※)
楽天Edy × × × △(今後対応予定※)
nanaco × × × △(今後対応予定※)
Android Pay × × △(今後対応予定) △(今後対応予定※)
交通系(Suicaなど) × × △(今後対応予定※)

※楽天ペイは電子マネー決済への対応を2017年7月31日から開始しました。【2017/8/23追記】

アプリ決済には対応してる?

スマホアプリで支払いができるのは、今のところ楽天ペイだけでした。楽天ペイのアプリ決済は、楽天会員が利用することを前提に開発されており、会員のクレジットカード情報を利用して決済ができる仕組みです。不特定多数の利用者を対象としている他の3つとは、根本的に構造が異なるからこそ生じる差異のように感じます。

Airレジシリーズ(モバイル決済)は中国人向けのAlipay(支付宝)のほか、日本の若者に人気のLINE Pay、さらに今、世界的に広がりを見せているビットコインにも対応済である点が独特です。ただし「モバイル決済 for Airレジ」を利用する場合は「Airペイ」とは別に申し込みが必要で、それぞれに審査があり、入金サイクルなども「Airペイ」とは異なります。

Airレジシリーズ
(モバイル決済)
Square Coiney 楽天ペイ
自社アプリ × × ×
Wechat Pay × × × △(今後対応予定)
Alipay(支付宝) × × ×
LINE Pay × × ×
ビットコイン × × ×

各種サービスとの連携は可能か?

POSレジと連携できる?

決済サービスとレジは切っても切れない親密な関係ですから、POSレジと連携できるかどうかは非常に気になるところですよね。こうして見比べてみると、いろいろなPOSレジに対応できるという点では、Coineyが最も優れているようです。

Airレジシリーズ Square Coiney 楽天ペイ
Airレジ ×
Squareレジ × ×
OrangeOperation × ×
スマレジ × ×
bionly × ×
poscube × ×
ユビレジ ×
regipad × × ×
ラクレジ × × ×
pos+(ポスタス) × × ×
maido-pos × × ×

会計ソフトとの連携は?

AirレジシリーズはAirレジ、SquareはSquareレジを介することで主要な会計ソフトとの連携が可能です。Coineyは単体でも会計ソフトと連携できる点で使い勝手が良さそうです。

Airレジシリーズ Square Coiney 楽天ペイ
弥生 ○(要Airレジ) × × ×
freee ○(要Airレジ) ○(要Squareレジ) ×
MFクラウド会計 ○(要Airレジ) × ×

一番気になる経費関係

2017年7月27日現在、どのサービスもキャンペーン(CP)を実施しており、カードリーダー代は実質無料をうたっています。ただ、キャンペーンの適用条件の多くは「月間のカード決済額●万円以上」となっているため、必ず条件がクリアできる見通しが立てられない場合はアテにしない方が良いでしょう。

決済手数料はカードブランドによって変動するものの、各社業界最安水準でドングリの背比べ状態です。ただし「モバイル決済 for Airレジ」は審査によって個別に料率を決める方式なので、クレジットカードよりも割高になる可能性が高い点には注意が必要です。入金サイクルについては、一定の条件があるとはいえ、翌日もしくは翌営業日としている楽天ペイやSquareが店舗にとって魅力的だと思います。

Airレジシリーズ Square Coiney 楽天ペイ
初期費用 無料 無料 無料 無料
カードリーダー代 19,800円
(CPで実質0円)
4,980円
(CPで実質0円)
19,800円
(CPで実質0円)
18,800円
(CPで実質0円)
月額使用料 無料 無料 無料 無料
決済手数料 Airペイ:3.24%~
モバイル決済:個別に設定
3.25%~ 3.24%~ 3.24%~
入金サイクル Airペイ:月6回or月3回(利用口座によって異なる)
モバイル決済:当月締め、翌月末1回払い
最短 翌営業日 手動入金:月6回まで可能
自動入金:月末締め、翌月20日払い
楽天銀行口座:翌日
その他:翌営業日
振込手数料 無料 無料 10万円未満:200円
10万円以上:無料
楽天銀行口座:無料
その他:210円

まとめ

今回は数ある決済サービスの中から4つを選んで、項目別に比較してみました。どれも同じようなサービスのように思っていたモバイル決済も、よくよく比べてみるとそれぞれ特色があることがわかりました。このように比較すると、クレジットカードだけでなく電子マネーも使えるようにしたいお店と、カード決済のデータをPOSレジと連携させたいお店では、選ぶべきサービスは確実に異なってくると思います。今回作成した表が、決済サービスを選ぶ指標としてお役に立てば幸いです。