国際ブランドのデビットやプリペイド。クレジットカードと何が違うの?

こんにちは、ピピッとチョイス編集部です。みなさんはVISAやMaster、JCBなど国際ブランドのカードは何枚くらいお持ちでしょう?例えばVISAのマークが入ったカード。よ~く見てみると、キャッシュカードやポイントカードにもVISAのマークがありませんか? 実はクレジット以外の機能を持つ国際ブランドカードも増えているのです。

デビットカードの特徴

デビットカードは所有する銀行口座の残高で支払いをするもので、残高を超えての支払いができないのが特徴です。日本では2000年以降、J-Debitマークのある加盟店では、ほとんどの銀行のキャッシュカードで支払いができるようになっています。

一方、キャッシュカードに国際ブランドのマークが付いていて、デビット機能を搭載しているものも増えています。このカードは国際ブランド加盟店でもデビットカード決済が可能なので、わざわざJ-Debitマークを探す必要がありませんし、海外でも利用できます。

デビットカードは銀行口座があれば無審査で持てます。またカードを使うと即座に口座から引き落としが実行されるので、現金と同じような感覚で使うことができます。クレジットカードと違って、忘れたころにまとまった支払いが来ることもありませんし、電子マネーのようにあらかじめチャージする必要もないので便利です。

調べたところ、日本ではVISAやJCBがデビットカードを発行しています。MasterについてはMaestro(マエストロ)というデビットカードがあり、かつて東京スター銀行から発行されていました。しかし2008年末でサービスを終了しており、2017年3月現在、日本でMaestroを搭載したキャッシュカードを発行している銀行はありません。

Visaデビットカード

三菱東京UFJ-VISAデビットりそなVISAデビット

「三菱東京UFJ-VISAデビット」や「りそなVISAデビット」など、VISAマークのついたキャッシュカードなら、VISA加盟店でデビットカード払いができるようになります。

使い方はクレジットカードと同じです。ただし支払回数は1回(一括)のみに限られています。原則、口座残高が上限で、利用する度に口座から取引金額が引き落とされます。キャッシュカードの発行会社によっては、あらかじめ登録したメールアドレスにメールで通知したり、利用履歴をWeb上で確認できたりします。また利用金額に応じて、キャッシュバックや特典ポイントが付与されたりします。

世界中のVisa加盟店でも利用することができ、200の国と地域に設置されているVisaマークがあるATMで、自分の口座から現地通貨を引き出すこともできます。万が一、カードを紛失したり、盗難や不正使用の被害に遭ったりしても、カード発行金融機関が課す条件を満たせば、不正利用された分についてカード所有者が責任を負うこともありません。

JCBデビットカード

みずほJCBデビットセブン銀行デビット付きキャッシュカード

JCBもみずほ銀行やセブン銀行でデビットカードサービスを展開しています。基本的にはVISAデビットと同じですが、インターネットでのショッピングにも使えるのが特徴的です。代引き手数料やコンビニ手数料などがかからないので、気軽に利用することができます。

また海外60か所のサービス窓口「JCBプラザ」を利用することができます。この窓口ではJCB加盟店の予約や観光に関する問い合わせに日本語で対応してもらえます。

プリペイドカードの特徴

国際ブランドが発行するプリペイドカードは、SuicaやWAONといった電子マネーのように利用することができるカードです。あらかじめカードにチャージした残高内で支払えます。

チャージ方法はカードによってもさまざまですが、店頭で現金をチャージするほかに、専用アプリを利用してクレジットカードや提携ポイントからのチャージができるなど、複数用意されていることが多いようです。

Visaプリペイドカード

ソフトバンクカードココカラクラブカード

ソフトバンクユーザーに発行されている「ソフトバンクカード」やドラッグストアチェーンのココカラファイングループが発行している「ココカラクラブカード」には、VISAプリペイドカードが採用されています。これらのカードは国内だけでなく海外のVISA加盟店でもSuicaのように利用することができます。

「ソフトバンクカード」の場合、スマホやパソコンから利用料金などが確認できるMy softbankでチャージすることができます。VISA加盟店での買い物でTポイントが貯まるほか、ソフトバンクカード独自のキャンペーンも多く、ポイントが貯まりやすいのも特徴です。

JCBプリペイドカード

おさいふPontaLINE Payカード

ローソンで発行されている「おさいふPonta」や人気SNSサービスのLINEが発行する「LINE Payカード」にはJCBのプリペイドカードが採用されています。

やはり国内外を問わずJCB加盟店で利用でき、インターネットでのショッピングにも使えます。「おさいふPonta」はローソン各店の店頭で現金チャージができるほか、おさいふPontaサイトでクレジットカードからのチャージも可能です。「LINE Payカード」は利用金額の2%がポイントとして付与され、他の電子マネーに比べるとポイント還元率が高い点が魅力です。

MasterCardプリペイド

au WALLETプリペイドカードdカードプリペイド

auユーザーに発行されている「au WALLETプリペイドカード」やドコモの「dカードプリペイド」にはMasterCardプリペイドが採用されており、Mastercardのロゴマークを表示している店舗およびATM等で使うことができます。

「au WALLETプリペイドカード」の場合、auかんたん決済、クレジットカード、ポイント、現金などでチャージできます。毎月の通信料と合算で支払えける「auかんたん決済」なら、オートチャージ設定も可能です。

デビットカードやプリペイドカードのメリット&デメリット

国際ブランドのデビットやプリペイドのメリットは?

国際ブランドが発行するデビットカードやプリペイドカードは、国内だけでなく海外の各加盟店でも利用できるので、SuicaやWAONなどの電子マネーに比べると使える場所がケタ違いに多いです。

これらのカードはクレジットカードと同じように利用することができますが、審査はありません。また支払能力を超える決済には利用できない点や、即時決済される点、カード紛失や盗難に遭った場合にも一定の保証がある点には安心感があります。アプリなどと連携できるカードなら、利用する度にメールが届いたり、利用履歴がスマホで閲覧できたりするのも便利です。

ただし、クレジットカードに比べるとポイント還元率が低いものが多いようです。また残高を超える支払いはできないので、利用する際は残高をきちんと把握しておいた方が良いでしょう。それから、ガソリンスタンドや高速道路の支払いなど、クレジット加盟店でも使えない場合もあるので注意が必要です。

まとめ

ピピッとチョイスで20代~30代の男女に調査したところ、VISAデビットやJCBデビットについてCMを見たことがある人は多いものの、具体的にどのようなものなのかわからない人が大半でした。またローソンの「おさいふPonta」については、カードの存在を知っていたり所有したりする人はいるものの、ポイントカードとしての認知度が高く、プリペイドカードとして支払いに利用できることを知っている人は、残念ながらほとんどいませんでした。

国際ブランドのデビットカードやプリペイドカードは、世界中で使用できる便利なカードです。クレジットカードの仕組みを利用して決済するので、加盟店側も追加設備を用意する必要がありません。しかし利用者はクレジットカードや電子マネーに比べるとまだまだ少なく、持っていても使い方がわからないというような人も少なくないと思います。今後利用者を増やすためには、具体的なクレジットや電子マネーとの違いをアピールし、より一層認知度を高めることが必要ではないでしょうか。