電子マネー決済とクレジットカード決済は何が違う?

近年、さまざまな電子マネーが出回っています。5年前10年前に比べると、電子マネーで支払うのは当たり前になってきましたが、クレジットカードと電子マネーって一体何が違うのでしょうか?電子マネーの決済端末を比較・検討する前に、2つのカード決済の違いを明確にしておきましょう。

電子マネーとは?

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電子マネーは企業の独自通貨のようなもので、系列グループや加盟店のみで使用できる“電子化されたお金”です。例えば電子マネーnanacoは全国のセブンイレブンで使うことができますが、ローソンやファミリーマートでは利用することができません。

一方、楽天Edyは提携しているコンビニが多いので、セブンイレブンでもローソンでも、もちろんファミリーマートでも使うことができます。つまり、その“電子化されたお金”はそれぞれに利用できる店舗が決まっているのです。

電子マネーの大きな特徴の1つとして、あらかじめ電子マネーカードの中にお金を登録する「チャージ」という作業が必要になります。言うなれば電子マネーカードという“お財布”にお金を入れるイメージです。皆さんは電車に乗る時、Suicaカードに乗車料金を払うための通貨をチャージし、買い物をするときはnanacoカードにセブンイレブン系列でしか使えない通貨をチャージしています。

筆者はこの作業が外貨両替に似ていると思います。アメリカを旅行する際には日本円を米ドルに両替し、韓国を旅行するときは韓国ウォンに両替しますよね。…何となく似てると思いませんか?

クレジットカードとは?

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クレジットカードは、購入者が後払いや分割払いができるようにしたカードで、クレジットカード会社が購入者に代わって一時的に代金を立て替える仕組みになっています。カード利用者が何かを購入する際にはお金をやり取りするのではなく、クレジット=「信用」を取引に利用しており、それを証明するものがクレジットカードなのです。

電子マネー決済とクレジットカード決済の違い

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では電子マネーとクレジットカードは具体的に何が違うのでしょうか?まず1つ目の違いは支払い動作です。電子マネーにはFelicaという非接触ICカードが組み込まれており、決済システムに「タッチ」するだけで支払いを完了させることができます。一方クレジットカードは決済端末にスワイプ、もしくはスロットにカードを差込んで暗証番号を入力したり、レシートにサインをしたりする必要があります。

2つ目の違いは利用できる範囲が異なるということです。クレジットカードはクレジット決済端末がある場所でしか利用できませんし、電子マネーはFelicaに対応した端末がある加盟店でしか使えません。

区別を難しくする一体型カードの存在

「クレジットカードと電子マネーの区別がつけられない」という方も多いと思いますが、これは電子マネーの機能がついたクレジットカードが登場してきていることが要因の1つと考えられます。一体型のカードはそれぞれの機能が1枚にまとまっているだけなので、電子マネーとして使いたいときは端末にかざし、クレジットカードとして使いたいときは端末に差し込んで決済をします。

1社でクレジットカードと電子マネーを発行している場合、一体型カードを選択することができるようになっている場合が多いようです。代表的な一体型カードをご紹介します。

イオンカードセレクト

流通大手のイオンが発行するクレジットカード「イオンカード」にWAONの機能が搭載されたものが「イオンカードセレクト」です。イオン銀行のキャッシュカードの機能も付いていて、1枚で3役をこなします。イオン銀行の普通預金金利が優遇されたり、イオングループの対象店舗で使うとポイントがいつでも2倍になったり、特典が豊富なカードです。年会費無料で国際ブランドはVISA・master・JCBから選ぶことができ、設定をすればWAONへのオートチャージも可能です。

セブンカード・プラス

セブン&アイグループのクレジットカード「セブンカード」がnanacoと一体化した「セブンカード・プラス」は、使えば使うほどnanacoポイントがたまり、1ポイント=1円分として普段の買い物に使えます。セブン&アイグループの対象店で使うとポイントが2~3倍たまるので、セブンイレブンや西武百貨店などを頻繁に使うのであれば「セブンカード・プラス」がお得です。セブンカードからnanacoへのチャージは可能ですが、オートチャージ機能はありません。

楽天カード

楽天カード

インターネット最大級のショッピングモール楽天市場のクレジットカード「楽天カード」には、楽天Edyが標準装備されています。楽天ポイントカードの機能もあり、最近はマクドナルドやミスタードーナツでも楽天スーパーポイントが貯まるようになっているので、ポイント加算のついでにEdyで支払うような使い方も可能です。年会費は永年無料で、ネット通販でも実店舗でもポイントがためられる点が魅力です。

ビュー・スイカカード

「ビュースイカ」の画像検索結果

JR東日本が発行するViewカードにSuicaが一体化した「ビュー・スイカカード」は定期券としても利用できます。定期券区間外への乗り越しも自動精算されますし、オートチャージ機能を使えばSuicaの残高不足で改札で止められる心配もありません。

To Me Card

「pasmo クレジットカード」の画像検索結果

東京メトロのクレジットカードにPASMOが搭載された「To Me Card」は、東京メトロ乗車時や、提携サービスを利用するとメトロポイントがたまります。事前に設定すれば改札機での入場時にPASMOへオートチャージも可能です。To Me CARDで定期券を購入すれば、メトロポイントとカード会社のポイント両方がたまるなど特典も盛りだくさん。東京メトロでの移動が多い方におすすめです。

まとめ

クレジットカードと電子マネー、見た目にほとんど差はありませんが、支払いの際の動作や端末に差があることがおわかりいただけましたでしょうか?一体型カードについては、お客様の申告に応じて対応を変える必要があります。決済を受け付ける側も、どのカードが自店舗の決済端末で利用できるのかを把握しておかなければなりませんが、現金に比べると手間がかからず、スムーズな接客を実現するツールです。是非活用してみてください。