中国人向け決済サービス『支付宝(アリペイ)』や『WechatPay』を導入する方法

こんにちは、ピピッとチョイス編集部です。観光立国ニッポンを掲げる政府は、外国人観光客を呼び込むためにさまざまな施策を行っています。2018年5月の訪日外国人数は267万5,000人と推計されており、前年に比べると16.6%の増加です。5月単月の国・地域別では、中国が前年同月比29.3%増の66万8600人と最多で、今後も多くの中国人が日本に訪れることが見込まれます。
今回のテーマは「中国人の観光時の消費に、日本の決済を対応させるには?」。早速見て行きましょう。

訪日外国人が日本旅行で抱く不満

数年前までは日本国内をバスツアーで巡る団体客が多かった外国人観光客。しかし最近はリピーターによる個人旅行が増えており、訪問エリアも大都市から地方に分散する傾向にあります。

外国人にとって使い慣れない日本円の扱いは難しいものです。また盗難などの恐れから、多額の現金を持つことに抵抗があるので、まとまった額の支払にはクレジットカードを使いたいという潜在的なニーズがあります。しかし日本国内の小規模店舗では現金以外の支払方法を選べないことが多く、訪日外国人が日本旅行で不満を感じる要因の1つになっています。

訪日外国人の4分の1を占める中国人の決済事情

多くの外国人はクレジットカード決済を利用することができますが、中国人はクレジットカードの審査に通れる人が少なく、中国国内では銀行口座が紐づけられたスマホアプリ決済が急速に普及しています。「支付宝(アリペイ)」と「Wechat Pay(ウィーチャットペイ)」が中国2大決済と言われており、日本でも空港や百貨店で利用できるようにしたところ、売上が上がったという報告もあります。

そのため、中国人向けの決済手段を用意することは、販売機会を逃さないために必要な対策であると考えられます。特に観光客の増加が見込める地方では早めに対策を講じることで、訪日外国人による経済的な恩恵を受けられる可能性があります。

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AlipayとWechat Pay

支付宝(アリペイ)とWechat Pay(ウィーチャットペイ)はいずれもスマートフォンアプリを利用した決済方法です。どちらも基本的な仕組みは同じで、スマホにダウンロードしたアプリに中国国内の銀行口座を紐づけて使います。

お店では決済用のスマホやタブレットを用意し、アプリに表示させたQRコードをお客様に読み取ってもらうと、お客様のアプリに登録された銀行口座から代金が引き落とされます。偽札が多い中国では通貨に対する信用度が低いことや、クレジットカードに比べると手数料がほとんどかからないこと等から、アプリ決済が広まったと言われています。

Alipayとは

Alipay(支付宝/アリペイ)はネットショップモール「淘宝網(タオバオ)」を運営するアリババ集団(阿里巴巴集団)の決済サービスです。トラブルが多かったネット通販で、安心してお金のやり取りができる仕組みを構築したアリペイは、多くの中国人に支持されています。

Wechat Payとは

中国版LINEと言われるWechatは多くの中国人が日常的に利用しているメッセージアプリです。Wechatで簡単に送金できる「紅包(ホンバオ)」という機能が非常に人気で、約6億人の中国人が毎日利用するという巨大SNSに急成長しました。このWechatの送金サービスから派生したのがWechat Payです。2014年からサービスを開始し、すでに先発のアリペイと肩を並べる決済手段として定着しています。

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中国人向け決済を店舗に導入する方法

支付宝(アリペイ)やWechat Payについてネットで調べてみると、消費者はスマホアプリをダウンロードすることで簡単に利用できることがわかります。しかし消費者向けのアプリには店舗用の機能は付いていません。やむなく個人向けの送金機能を利用しようとすると、中国国内の銀行で開設した口座が必要です。また首尾良くアプリに中国の銀行口座を紐づけることができたとしても、その口座に入金された代金を日本の口座に移すためには、多額の手数料が発生してしまいます。

こういった問題を解決するため、日本国内ではアリペイやWechat Payの代理店が存在し、日本でも簡単に中国人向け決済を導入するためのサービスが数多く展開されています。直接の加盟店になるのではなく、代理店を通してサービスを導入するということになります。これにより、お客様から支払っていただいた代金を日本円で受け取ることが可能です。

代理店を利用して導入する際の方法は、様々なパターンが存在します。自分の店舗に合った形態をおすすめしています。

アリペイを導入するなら

1. Origami Pay/Origami

日本人向けのスマホ決済Origami Payは支付宝(アリペイ)にも対応可能です。iPadがあれば導入でき、操作方法はOrigami Payとほぼ同じなので、お客様が希望する決済手段によって異なる操作を覚える必要がありません。Origami payは決済手数料が一律3.25%で公開されている点も安心です。

2. モバイル決済 for Airレジ/リクルート

「モバイル決済 for Airレジ」は支付宝(アリペイ)とLINE Pay、さらにはドコモのd払いに対応できる決済サービスです。iPadがあれば利用でき、月額利用料は0円です。決済手数料のみで使用できるため、コストを抑えた導入が可能です。なお決済手数料の料率は審査後に個別に設定されますので、ご注意ください。

※2018年8月23日追記:現在はWeChat Payも加わり、全部で4つの決済手段が利用できるようになっています。

Wechat Payを導入するなら

1. Coiney(コイニー)/コイニー

クレジットカード決済を簡単に導入できるCoiney(コイニー)は、Coineyスキャンという機能でいち早くWechat Payへの対応を可能にしています。iOSおよびAndroidのスマホやタブレットがあれば、審査申し込みから最短3営業日で導入が可能です。決済手数料は3.24%です。

アリペイもWechat Payもまとめて導入するなら

1. UnivaPay(旧ISP)/ユニヴァ・ペイキャスト

ユニヴァ・ペイキャストのUnivaPayでは、Alipay、WeChat Pay両方に対応しています。オンライン決済代行の「IPS」と店頭用のQR決済「招待Pay」がともに「UnivaPay」ブランドとして生まれ変わった形です。店頭はもちろん、越境EC(海外に出店するECサイト)や、民泊などの事前決済として中国現地から支払いができるとして、人気を集めています。

※名称変更のため、2019/01/27に内容を更新しました。

ユニヴァ・ペイキャストの決済代行ISPでは、かねてより店舗向け中国モバイルペイアプリ「招待pay」で支付宝(アリペイ)決済を提供しています。そして2018年6月からは、この「招待pay」でWechat Payも利用できるようになりました。これによりユニヴァ・ペイキャストとの契約1つで中国人向け決済の環境整備が可能です。

2. NihaoPay/Aurfy

世界中で使われている、インバウンド対策のための決済代行サービスです。店舗で対面決済する場合はAlipay、WeChat Pay両方に対応しており、ECサイトになると、銀聯カードも使用が可能です。中国の3大決済を全てカバーできるので、中国人観光客に対応したいと考えている店舗には特にオススメのサービスとなっています。

まとめ

中国人観光客の存在感が大きくなるにつれて、日本国内における中国人向け決済への関心は日増しに高まっています。訪日外国人の25%が中国人であることを考えれば、当然のことでしょう。SNSが世界的に広まったことで口コミの効果も期待できるため、中国人向け決済のニーズはますます増えることが予想されます。

中国人が日本国内で支付宝(アリペイ)やWechat Payのステッカーを見つけると、購買意欲が高まると言われています。特にインバウンド対応の整備が追い付いていないエリアでは、早い段階でアリペイやWechat Payに対応することで、他店との差別化を図ることができるのではないでしょうか。

インバウンド対策に迷ったら、相談窓口をご利用ください

この記事で紹介したAlipay、WeChat PayのQRコード決済導入に関して、迷われたらぜひご相談ください。ピピッとチョイスのコンシェルジュサービスでは、担当スタッフが無料でお店に合った決済サービスの提案をしています。こういった活用はできるの?という問い合わせや、うちの店舗で導入するにはどうしたらいいの?、このサービスが気になっているけど、気になる点がある…など、疑問点をぜひ私たちに教えてください。

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