くるか!?Apple PAY!巨大な衝撃、Apple Cardの日本商標出願

アップルが3月のイベントで発表した「Apple Card」。8月6日(米国時間)には「Apple Card」のサービスについて、アメリカの一部ユーザーに先行して提供が開始されました。そして、日本においても「Apple Card」「Apple Cash」の商標が出願されました。
この「Apple Card」と「Apple Cash」とは一体どんなサービスなのでしょうか。今回はこの2つのサービスについて、詳しくみていきたいと思います。
この記事の目次
Apple Card、Apple Cashの商標が出願された!
特許情報プラットフォーム「J-Plat Pat」によるところ、2019年7月16日、アップル インコーポレイテッド(以下、アップル)から「Apple Card」と「Apple Cash」の商標出願がされました。上述したように8月6日には、アメリカの一部では「Apple Card」のサービスが一部で提供され始めたようですが、日本での商標出願がされたことで、同サービスが日本でも提供される可能性がでてきました。
商標が登録されたとしても、今回の出願目的がただ商標を確保したいだけなのか、それとも、これからサービスを展開していくのかは、はっきりとは分かっていませんが、サービスが提供されることに期待もしてしまいますね。次項では、この「Apple Card」と「Apple Cash」について、どんなサービスなのかをみていきましょう。
Apple Card(アップル カード)とは何か?
「Apple Card」は、アップルが大手金融グループであるゴールドマンサックスと提携して発行される新しいタイプのクレジットカードです。チタン製のカードも発行されるようですが、基本的にはiPhoneやiPad、Apple Watch、MacのWalletアプリ内で使用することができます。年会費は無料で、手数料は利息のみで、業界で最も低い金利を目標としています。さらには、キャッシング手数料や返済手数料、遅延損害金がかからないなどのメリットがあります。
セキュリティにも徹底的にこだわり、発行されるカードに記載されるのは名前のみで、クレジットカード番号やセキュリティコードなどの情報は、ICチップに保存されます。不正使用を防止するため、「Apple Card」を利用したたびにiPhoneに通知が届き、利用した店舗や場所を確認することができます。
支払いは、iPhoneのWalletアプリ内の「Apple Pay」を利用するだけ。さらに、Apple Payで支払えば、決済するごとに通常2%の還元が受けられます。さらにApple Storeでの購入や、Uber Eat(ウーバーイーツ)での利用では3%の還元が受けられることも発表されています。ただし、個人認証のできるiPhoneでの利用を前提に作られているカードのため、認証システムのないiPhoneおよびAndroidでは使用できません。
Apple Card(アップルカード)・Apple Cash(アップルキャッシュ)とは?
日本ではまだ聞き慣れない「Apple Card」と「Apple Cash」、一体どんなサービスなのでしょうか?
Apple Cardとは
Apple Cardは、MasterCardブランドのクレジットカードです。Appleが大手金融グループのゴールドマン・サックスと提携して発行しているものです。ただのクレジットカードではなく、iPhoneと連携してApple Payから支払ったり、支払い管理ができたりするカードとなっています。
年会費は無料かつ手数料は利息のみで、業界で最も低い金利を目標としています。さらには、キャッシング手数料や返済手数料、遅延損害金がかからないなどのメリットがあります。
セキュリティにも徹底的にこだわり、発行されるカードに記載されるのは名前のみで、クレジットカード番号やセキュリティコードなどの情報は、ICチップに保存されます。不正使用を防止するため、「Apple Card」を利用したたびにiPhoneに通知が届き、利用した店舗や場所を確認することができます。
Apple Cashとは
Apple Cashとは、Apple Cardの機能の1つです。2017年12月初旬にリリースされ、米国ではすでに利用されています。個人間送金機能があり、受け取ったお金からApple Payで支払いができます。今回、Appleは、Apple CardとApple Cashの2つを同時に商標出願しました。そのため、「Apple Cardの還元がApple Cashに行われるのでは?」と考えられています。
Apple Cardの特徴とは?
Apple Cardの特徴、メリット、注意点についてご紹介します。
登録から利用開始までが、iPhone内で完結する
Apple Cardの申込みは、iPhoneのWalletアプリを通じて行います。手続きは数分で完了し、カードが手元になくてもApple Payですぐ使い始められます。後日、チタン製のカードが郵送されるような仕組みです。登録から利用開始までiPhoneで完結するので、非常に便利なカードです。
ただし、個人認証のできるiPhoneでの利用を前提に作られているカードのため、認証システムのないiPhoneおよびAndroidでは使用できません。
Apple Cardは「ショッピング枠」のみ
Apple Cardは、通常クレジットカードに付帯しているような旅行損害保険やショッピング補償などに関する情報を発表していません。今後付帯保険については期待したいところです。現時点ではショッピングにのみ利用できるカードして考えておくとよいでしょう。
Daily Cashによる最大3%の還元
Apple Cardは「Daily Cash」というキャッシュバックシステムを採用しています。ポイント還元ではなく、キャッシュバックを採用している点に注目したいところです。Phoneと連動させて使うことで、最大のポイント還元を利用できます。還元率は以下の通りです。
利用方法 | 還元率 |
Apple Payが使えないお店で利用 | 1% |
Apple Payが使えるお店で利用 | 2% |
Appleから購入した商品の場合 (Apple Store、iTune、Apple Music、iCloudのストレージ購入、Uber Eatsなど) |
3% |
Apple Cardの利用条件は低い
Apple Cardの審査条件は低く設定されており、広いユーザーに使ってもらうことを意識しています。通常クレジットカードの審査に落ちてしまう方でも、申し込める可能性が高いです。利用条件が低くなっている理由は、Apple Cardの提供パートナーであるゴールドマン・サックスが、一般向けのクレジットカードを提供するのが初のケースで、事業を成功させたいためと考えられています。リスクはありながらも広いユーザーに使用してもらいたい狙いから、利用条件は低くなっているのです。
ただし、仮に日本でもApple Cardの提供が実施される場合の審査条件については、現時点では明確ではありません。国ごとに異なるクレジットカードの取り扱いを、全世界で網羅的に取り扱うことは難しく、日本でも同様に低い審査条件となるかは未知数です。このあたりは、今後のAppleからの情報発信を待つしかないと言えますが、米国での実績をもとに期待される点でもあります。
Apple Card、Apple Cashの日本での開始はいつ?
前述したように、今回の商標出願の目的は、今のところ公表されておらず、とりあえず商標を確保しておこうということなのか、サービスを提供するための行動なのかは明確ではありません。しかし商標が出願されたということは、いずれ日本でもサービスを提供するという「意思表示」をしているとも考えられます。
2020年には東京オリンピックも開催されることから、その前にはサービス提供を開始するのではないかと、期待も寄せられているところです。
まとめ
ご存知の通り、現在日本では「スマホ決済サービス」が乱立し、互いに競い合っているところです。このタイミングでアップルが「Apple Card」「Apple Cash」を商標出願したことには、大きな関心が寄せられています。
もし「Apple Card」のサービス提供が始まったらどうなるのか、今後のAppleの動きに目が離せません。
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