「キャッシュレスtech」レポート — そこはマルチ決済端末の宝庫だった!

東京ビッグサイト(東京国際展示場)にて2019/2/19~22日までの4日間開催されたHCJ2019(第47回国際ホテル・レストラン・ショー/第40回フード・ケータリングショー/第19回厨房設備機器展)にお邪魔させていただきました。

今回はイベントのレポートとして、
特別企画「キャッシュレスTech」についてご紹介したいと思います。
こちらの企画は「キャッシュレス社会実現に向けた技術・サービスの専門展示会」という事で、各企業が様々なマルチ決済端末の展示・デモを行っていました。ピピッとチョイスでも、いくつか気になったサービスについてご紹介していきます。

アルファノート株式会社

ポータブルCAT端末

docomoの4G回線を利用したもので、固定のインターネット環境が不要のため、屋外をはじめとした様々な場所でクレジットカードの決済が可能です。
いくつかのプランから利用方法が選べるようになっているので、期間限定店舗などでも利用を検討できて嬉しいところですね。

機能
・据え置き型端末も取り扱い有
・4G/WiFi
・短期利用/レンタル可能
・レシートプリンター内蔵
・WeChat Payment(ウィーチャットペイメント)

現在は、初期費用が無料になるキャンペーンを行っているようです。
内容は、クレジットカード決済と、WeChat Pay決済が利用できるようになるWeChat Paymentを同時に申し込むこと。WeChat Payは中国人向けのQRコード決済ですので、インバウンド対策として合わせて導入することは店舗にとっても大きなメリットに繋がりそうですね。

中日諏訪オプト電子 ファインフィットデザインカンパニー

モバイルペイメント対応マルチ決済端末 FP-1

据え置き型のマルチ決済端末で端末自体は少し大きめなので、スペースを気にされない店舗にはお薦めです。
一台で、クレジットカード決済、電子マネー決済、QRコード決済の全てに対応することが可能です。QRコード決済は返金処理も非常にスピーディー。
決済時に出力したレシートにはQRコードがついており、返金処理の際はこのレシートのQRコードを端末に読み込ませるだけで完了します。

機能
・3G/4G、LAN、WiFi
・固定IP、DHCPに対応
・外部機器との接続コネクタが豊富
・ポイント、モバイル会員証対応可能
・レシートプリンター内蔵

こちらの端末はお客様側のQRコードを読みとることで自動でサービスを判別・決済してくれますので、店舗側で使いたい決済方法を確認して端末を操作する必要がありません。

ベスカ株式会社

Arkシリーズ(P400/V200c/V400m/Carbon Mobile 5)

全部で4種類のマルチ決済端末の展示です。

モバイル端末「V400m」をとくにお薦めしたい端末としてご紹介頂きましたが、こちらはプリンター内蔵とは思えないほどの小型端末でした。
SIMカード対応のためインターネット回線のない状況下でも利用が可能になっています。
利用できる決済手段は、クレジットカード決済・電子マネー決済・QRコード決済・中国銀聯(UnionPay)と、文字通りマルチな内容になっており、これら全てが場所を選ばず、もちろん屋外でも利用できるというのです。
電子マネー決済の種類も、交通系IC、Waon、nanaco、Felica系と豊富に利用できるのが印象的ですね。

また、Carbon Mobile 5は内蔵カメラ付属のため、QRコード決済のストアスキャン方式にも対応しています。

機能
・モバイル型、据え置き型など端末の種類が豊富
・クレジットカード決済は3面対応(磁器/IC接触/IC非接触)
・利用できる決済サービスが増えた場合はアップデートにより随時対応が可能
・レシートプリンター内蔵

寺岡精工の自動券売機「DeliousLio」や、ホテル等のチェックイン機能との連携実績もある端末です。今後もPOSレジなど連携を行っていく予定のようなので楽しみですね。

株式会社ロイヤルゲート

PAYGATE Station

クレジットカード・Felica系電子マネー・QRコード決済・中国銀聯に対応しているマルチ決済端末です。
こちらも、順次利用可能な決済サービスが増えていく予定とのことですが、やはりアップデートによって簡単に手元の端末を対応させていくことができるようです。
更にQRコード決済サービスは自動判別が可能となりますのでお客様に利用したいサービスを確認することなく読みとるだけで決済が完了します。
また、国内QRコード決済のみでなくALIPAY(アリペイ)、WeChat Payなど中華系のQRコード決済に対応していてインバウンド対応を意識したサービスになっています。

機能
・4G/WiFi/Bluetooth
・スリープモードで丸二日利用可能なバッテリー
・共通ポイントの利用可
・レシートプリンター内蔵
・本体カラーは二色展開(白/黒)

充電はケーブルで接続したままでも充電台を利用することも出来るので据え置きとしてもモバイルとしても利用できそうです。
QRコード決済の読みとりもスピーディで、端末そのものも見た目以上に軽い物になっていました。

ビリングシステム株式会社

PayB

PayBは、スマートフォンから公共料金の決済ができるアプリサービスです。

払込票のバーコード部分を読みとるだけで決済が完了できるようになっているアプリなので操作は非常に簡単です。キャッシュレスの新しい形ともいえるのではないでしょうか。
ユーザー側ではアプリに紐づけた口座から直接引き落としがかかるので、現金を下ろしたり、窓口に行って支払いをする手間もありません。
支払い方法にクレジットカードと紐づけることも可能なので、ユーザー側は決済方法を選択することができます。

店舗側がPayBでユーザーに決済をして貰えるようにするには、契約・登録をするだけとなっており、既存の払込票はそのまま利用できます。
ユーザー側は支払いの手間がなく、店舗側は同アプリを利用しての未納督促などもできるようになっていますのでECサイトなどの料金の回収率を上げたい、というオーナー様にとっては非常にメリットのあるサービスとなっているようです。
督促状の再発行コストを下げることもできますので、ここも大きなメリットになるのではないでしょうか。

キャッシュレスカフェ

キャッシュレスカフェでは、実際にQRコード決済が体験できました。
利用できるQRコード決済はamazonペイのみとなっていましたが、実際に使ってみたところ非常にスピーディーな速度で会計処理が完了してしまいました。
決済方法としてはストアスキャン方式なので、ユーザー側がamazonのショッピングアプリから自身のQRコードを表示させ、お店側がタブレットにて読みとると決済が完了となります。
請求はamazonのアカウントに紐づけられる形です。レシート代わりに登録のメールアドレス宛に利用履歴が送信されてきました。頂いた資料をたくさん抱えた中で鞄をさぐり財布を出したり、お釣りを受け渡したりとする手間もありません。キャッシュレスな決済方法が非常に便利でスムーズであることが実感できる内容だったのではないでしょうか。

QRコード決済にも対応したマルチ決済端末が普及してくるのに伴い、キャッシュレスな生活も広がっていきそうですね。