リクルートが内容充実の宿泊施設サポート事業をスタート!

リクルートライフスタイルのホームページより

こんにちは、ピピッとチョイス編集部です。6月も終盤に入り、そろそろ夏休みの予定を検討されている方も多いこの時期、旅行会社や宿泊施設の皆さんにとっては繁忙期に向けて、準備を進めている最中かもしれません。そんな旅行業界の皆さんに向けて、この度リクルートが業務支援サービスを始めることを発表しました。

株式会社リクルートホールディングスとは

タウンワークやホットペッパーなどのフリーペーパー。街頭で配られていたり、店先のラックに置いてあったりしますよね。また就職・転職サイトのリクナビや、不動産サイトのSUUMO…などなど、皆さんにおなじみの販促メディアや人材メディアを運営しているのがリクルートホールディングスです。

2016年3月31日時点のグループ企業数は287社、2015年度の連結経常利益は1,193億3,600万円を誇ります。ピピッとチョイスではリクルートが提供するAirペイなどの決済サービスを、以前からご紹介しています。

じゃらんが築いてきた宿泊施設とのネットワーク

旅行分野においてもリクルートの存在感は大きく、専門雑誌「じゃらん」のほか、日本最大級の宿・ホテル予約サイト「じゃらんnet」などで集客支援サービスを行っています。「じゃらん」はマスコットキャラクターの猫”にゃらん”のCMでもおなじみですよね。特に「じゃらんnet」は国内旅行における代表的な旅行予約ウェブサイトに成長しています。

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リクルートが発表した3つの業務支援サービス

近年、旅行業界を取り巻く環境も大きく変化しており、労働人口の減少や訪日外国人客の増加、予約チャネルの多様化などによって、従業員の業務負荷が増しています。このため多くの宿泊施設が、本来取り組みたい業務に時間やコストが投資できないという問題を抱えています。

そういった宿泊施設の声を受け、2017年6月19日、これまでAirレジやAirペイなどで主に小売業界の業務支援を行ってきたリクルートのグループ会社「リクルートライフスタイル」が、旅行業界に特化した業務支援サービスを開始することを発表しました。

1)トリップAIコンシェルジュ

問合せを入力するとAIが回答

「じゃらんnet」からの問い合わせに、チャット形式でAIが対応する「トリップAIコンシェルジュ」。定型的な問い合わせにAIが応答するので、顧客は深夜でも早朝でも気兼ねなくに問い合わせができ、宿泊施設はフロントの業務負荷を軽減できます。

AIは問い合わせ内容を学習して回答精度を上げていきますし、その分スタッフはきめ細やかな接客業務に注力できるようになります。サービス開始は2018年春を予定しており、客室数に応じて1~3万円(税抜)の月額制となる模様です。

2)ホームページ ダイレクトサービス プラス

ホームページ作成イメージ

「ホームページ ダイレクトサービス プラス」は、予約機能を兼ね備えたホームページを誰でも簡単に作成できるサービスです。約1000種類からデザインが選べ、プレビューしながら編集ができます。マルチデバイス対応なので、ホームページを作成するだけで自動でパソコンやスマートフォンに最適化してくれます。これによりHTMLなどのWEBの知識がなくても、統一感のある予約機能付きのホームページを作成することができます。

英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語に対応し、施設内や周辺情報の写真を一覧で掲載できるフォトギャラリー、宿泊施設のお知らせやブログなどの情報発信、さらにメッセージ配信機能も搭載されるそうです。サービスの開始は2018年春を予定し、価格は月額2万円(税抜)としています。

3)レベニュー アシスタント

当然といえば当然ですが、宿泊施設では前日に売れ残った客室やレストランの座席などを繰り越して販売する事ができません。また宿泊の需要は季節やイベントなどで変動します。そこで業界では、需要を予測して販売の制限をする「レベニュー・マネジメント」が定着しつつありますよね。

このレベニュー・マネジメントをサポートするのが「レベニュー アシスタント」です。市場環境や自社の過去データなどから導き出される需要予測データを活用し、適正な価格設定を支援します。「レベニュー アシスタント」なら「じゃらんnet」のビッグデータも活用でき、より簡単に、より高精度な分析が期待できるのではないでしょうか。サービスの開始は2018年春を予定しており、価格は未定です。

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リクルートは経営支援にも進出

新ブランド『Partners』の概要

旅行業界に特化した業務支援サービスについて発表した2017年6月19日、リクルートホールディングスとその子会社のリクルートファイナンスパートナーズは、もう1つの新たな事業について発表しています。

この度、「中小企業者・小規模事業者が事業機会・成長機会を公平に得られる社会を創造し、地域経済の発展に寄与する」という理念のもと、リクルートグループにて融資事業を含めた幅広い経営支援サービスの提供を行っていくことを決め、新たに『Partners』というブランドを設立いたしました。

 

今後は、『Partners』ブランドのもとで、グループ内のサービスとの連携に加え、グループ外のさまざまなパートナー企業との提携も行いながら、いわゆる「ヒト・モノ・カネ」と言われる経営資源と、経営に関する「情報」をテーマに、様々なサービス・ソリューションの提供等を行っていきたいと考えております。

 

<引用>リクルート:2017年6月19日プレスリリース

リクルートより、中小企業者・小規模事業者の経営支援に特化した『Partners』ブランドが誕生。第1弾として、経営情報の提供を行う『Partnersクラブ』とオンライン融資『Partnersローン』を宿泊施設に限定して先行スタート

「じゃらんnet」に参画する宿泊施設事業主限定で2つのサービスを先行スタート

温泉

今回「Partners」サービスは、旅行予約サービス「じゃらんnet」に参画している宿泊施設(法人・個人事業主)の経営者および経営に携わる方に限定して、先行スタートされます。まずは旅行業界で実績を積んでいく戦略のようです。

(1)経営層向け総合情報提供サービス「Partnersクラブ」

「Partnersクラブ」は無料の会員登録をすれば、経営資源の強化や調達に関する情報や各種ソリューションサービスの紹介、さらには会員向け特典などが利用できる情報サービスです。第1弾コンテンツとして、2017年8月にメールマガジン「Partnersクラブマガジン(仮称)」を旅行業界特化版として創刊します。

設備投資やリフォーム、補助金などの最新情報をはじめ、業界の最新トピックや有益なサービス紹介などの情報が提供される予定とのことです。なお、Partnersクラブへの会員登録は2017年6月19日から受付を開始しています。(会員登録フォームはこちら

(2)事業の成長をタイムリーに応援するオンライン融資「Partnersローン」

主に中小企業者・小規模事業者の抱える日々の資金ニーズに対して、適切かつ迅速に応えることで成長を支援する「Partnersローン」。2017年8月末より、『じゃらんnet』に参画する宿泊施設に限定して、サービスの提供が開始されます。

「Partnersローン」はリクルートグループが保有するビッグデータの解析およびAIの活用によって与信モデルを構築した独自の融資サービスです。これにより中小企業者・小規模事業者の日々の資金ニーズに対して、適切かつタイムリーな資金提供が可能になるとリクルートは説明しています。

また2017年6月19日付で、国内最大手のクラウドファンディングサービスを運営するREADYFOR株式会社と、協業検討開始に関する基本合意書を締結したことも発表し、「Partnersクラウドファンディング powered by Readyfor」(仮称)のサービス開始およびPartnersクラブ会員向け特典の提供等について、検討を進めていくとしています。対象事業者も段階的に拡大するとしており、今後は飲食店などにもサービスが展開されていくのではないでしょうか。

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まとめ

リクルートが展開する事業者支援は、人材派遣に始まり広告・集客サービス、さらには安価なPOSレジシステムや決済サービスまで多岐にわたっています。その分野も飲食業界や美容業界、不動産業界などと幅広く、リクルートの柔軟性の高さがうかがえます。

そして今回、旅行業界に特化した事業者支援サービスがスタートすることになりました。その内容も多種多様ですが、特にリクルートが資金調達支援に乗り出したことは、金融業界にも少なからず影響を与えてるのではないでしょうか。今後、リクルートによってオンライン融資やクラウドファンディングがメジャーな資金調達法になるかもしれない…などと考えると、金融業界からも目が離せなくなりそうです。

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