気になるQRコード決済 入金サイクルや返金対応はどうなってる?

PayPayやLINE Payなど、最近は「〇〇ペイ」といったQRコード決済が増えてきています。気になってはいても、良いのか悪いのかわからないというのも本音ではないでしょうか?
特に個人で経営している飲食店や小売店、もしくはこれから開業しようと考えている方などは、QRコード決済を導入していいのか悩んでいる方も多いかと思いますが、今回は意外にわかりづらい「入金サイクル」や「返金対応」について、見ていきたいと思います。

QRコード決済を導入する前に!気にしておきたい「入金サイクル」

簡単にキャッシュレス決済・QRコード決済のお金の流れを説明しますと、顧客が店舗で決済を行った時点で、店舗に売上は入りません。
決済の完了後、決済サービス側が手数料を引いた入金額を店舗に支払うという流れになります。この「決済完了からお店に入金があるまでの待機期間」を入金サイクルと呼びます。
QRコード決済では、顧客から現金をいただく必要がありません。ただし、現金やりとりが発生しないことは、手元に現金がないというリスクにもなりえます。
お店を運営していく上で、現金が必要になることはおおいにあるので、QRコード決済から得た売上を、できるだけ早く現金として受け取れることが理想的だといえます。

決済日の翌日に入金があれば、店舗にとっては大きなメリットになります。そこでまずは、QRコード決済サービスの中でも、決済日の翌日に入金可能なものをご紹介したいと思います。

最短翌日には入金可能なQRコード決済サービス

決済日の翌日に入金可能なQRコード決済サービスは、以下となりました。

  • 楽天ペイ
  • PayPay
  • LINE Pay(ラインペイ)
  • Pring(プリン)
  • &Pay

これまで現金での取り扱い中心だった店舗でも、入金サイクルが短いことで、安心して導入を検討できるのではないでしょうか。ただし金融機関の指定がいずれもあるため、事前に口座を用意をするなど注意は必要です。各QRコード決済サービスごとに、細かく見ていきましょう。

楽天ペイ

楽天ペイで翌日入金可能な金融機関は、楽天銀行となります。楽天銀行の場合は、翌営業日に自動入金され、振込手数料も無料です。そのほかの金融機関の場合も、入金依頼を行えば翌営業日に入金も可能となります

PayPay(ペイペイ)

ジャパンネット銀行なら翌日、そのほかの金融機関の場合も最短翌々日に入金されます。ジャパンネット銀行の場合は入金手数料は永年無料となっており、自動入金も可能です。PayPayを利用したいと考えているなら、ジャパンネット銀行の口座を用意しておくのが一番スマートかもしれません。そのほかの金融機関の場合も、入金手数料は2020年6月30日まで無料としています。ただし、7月1日以降は有償化する可能性もあるので、その点はしっかり認識しておいたほうがよさそうです。

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LINE Pay(ラインペイ)

LINE Payの場合、売上金の振込のための入金申請が必要です。入金申請の受付後、売上金を指定口座に振り込みが行われます。目安として、即時~入金翌営業日までに振り込まれますが、金融機関によっては時間がかかる場合もあるので注意しましょう。

毎月19日に前月の売上金の入金申請が締め切られます。この時、未精算の売上金がある場合は、LINE Payで締めを行い月末に振込します(例:3月の売上金の場合、4月末に振込)
入金手数料は、入金申請1回につき250円(税込)かかりますが、入金申請がなく、LINE Payで締めを行った場合の振込は手数料がかかりません。

Pring(プリン)

みずほ銀行の場合は翌営業日に自動入金されます。そのほかの金融機関の場合は、月1回締め、もしくは月2回締めの入金となります

&Pay

申込時に指定したタイミングで入金されます。売上の翌日、または翌月1日です。金融機関の指定について公式サイト上で記載はありませんが、&Payの加盟店申請をするには常陽銀行の口座を持っている人に限られます。

多いところは月6回!締め日計算で入金されるQRコード決済サービス

翌日入金可能なサービスをご紹介しましたが、そのほかのQRコード決済サービスでは、締め日の設定がされています。締め日もそれぞれ異なりますので、各サービスの入金サイクルについてご説明いたします。

Origami Pay

Origami Payの場合は、月2回入金が行われます。1日~15日までの決済は、当月末日に入金され、16日~末日の決済は、翌月15日に入金されます。金融機関の指定などはありません。

merpay(メルペイ)

メルペイの場合は、月1回・月2回の入金いずれかを選択できます。
月1回の場合、月末締め~翌月10日入金。
月2回の場合、1日~15日の決済は当月25日入金、16日~末日の決済は翌月10日入金となります。
ただし入金先口座に「ゆうちょ銀行」指定の場合、さらに2営業日後の入金となります。

au PAY

au PAYも、月1回、月2回の入金いずれかを選択できます。
月1回の場合は、当月末日締め⇒翌月末日払いとなります。
月2回の場合は、15日締め/翌月15日払い、末日締め/翌月末日払い)のいずれかを選択できます。
1回の振込額が1万円に満たない場合は、次回の清算に繰り越します。2回連続での繰り越しはありません。

au PAYの場合は、基本的に締め日から1か月ほど入金に時間がかかると認識しておいたほうがよいでしょう。

Coiney(コイニー)

Coiney(コイニー)はQRコード決済サービスではなく、クレジットカードや電子マネー決済を扱うタイプのものですが、中国で使われているQRコード決済「WeChat Pay」に対応していますので、ご紹介させていただきます。

Coineyは、自動入金と手動入金のいずれかを選べます。
・自動入金⇒当月末までの売上が翌月10日に金額確定し、20日に登録口座へ入金されます
・手動入金⇒締め日は月6回(5日・10日・15日・20日・25日・末日締)設定されており、締め日から最短10日後に振込依頼が可能となります。
 振込依頼後1~2営業日で入金となります
例)4月1日に決済した場合の振込依頼可能日⇒4月15日

各サービスで、入金日などは細かく違っていますので、店舗の状況に合わせて適切なものを選んだほうがよさそうです。

うっかり間違えたときは大丈夫?QRコード決済での返金対応について

ときには間違って決済を通してしまい、顧客へ返金対応を行わなければならないこともあるかと思います。そんなとき、QRコード決済での返金対応はどうすればよいでしょうか。
返金方法について公式ホームページ上に記載があったサービスは、以下のとおりです。

楽天ペイ

楽天ペイでの返金対応は、アプリ、カード決済、電子マネーごとに異なります。

楽天アプリの場合

取引日の当日に決済を取り消す場合は、楽天ペイ店舗アプリより取消が行えます。取引日の翌日以降に決済を取り消す場合は、QRコードおよびセルフ決済については、当日に取り消す場合と同様に、楽天ペイ店舗アプリより取消が行えます。バーコードによる決済の場合は、加盟店システム側より取消処理を行う必要があります

カード決済の場合

決済日当日の場合、楽天ペイ店舗アプリ、加盟店管理画面どちらでも取消可能です。決済日が前日以前の場合は、楽天ペイ店舗アプリから取消可能です

電子マネーの場合

QUICKPay+、iDでの決済を当日中のみ取消可能です。取消にはお客様のカードのタッチが必要になります

PayPay(ペイペイ)

返金対応は、365日前のお取引まで可能ですが、返金は可能な限り当日中の対応を推奨しています。PayPay売上金額は、翌日には登録口座への入金準備に移るため、返金できない場合がありますので注意しましょう。

「PayPay for Business」の「取引」から取引期間を選択し、該当決済を確認後、決済番号の同行、一番右側にある「返金する」を押下してください。その後、「返金する」を押下すると返金処理が始まります。一度返金処理を行うと、その返金のキャンセルはできません。

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merpay(メルペイ)

会計後365日以内の取引は、加盟店管理画面から返金対応ができます

Origami Pay

店舗側の端末から返金対応ができます

&PAY

&Payから購入者への返金、金額変更、取消対応は行っていません。加盟店から購入者へは、直接現金で対応する必要があります

Origami Payやメルペイ、PayPayなどは返金処理も端末や管理画面上で行えますが、&Payは返金対応を現金で行うよう案内をしていました。
上記のサービス以外でも、返金や取消対応について規定はあると思われますので、気になる場合は事前に問い合わせしておいたほうが安心です。
QRコード決済サービス側で返金まで対応してくれるとは限らないので、返金方法も導入前にしっかり確認し、納得できるサービスを選んでいきたいところです。

まとめ

今回は、QRコード決済サービスの入金サイクルと返金方法についてご紹介しました。これまでQRコード決済サービスについて「本当に大丈夫なの?」と不安に思っていた方もいると思いますが、最短翌日には入金可能なところもあるので、入金遅れといったことを懸念されていた方も安心できるものだと言えます。
入金が翌日でないサービスでも、月2回入金、月3回入金と比較的短い入金サイクルのものもあるので、比較検討することで、最適なQRコード決済サービスを選択できると思います。

返金方法については端末や管理画面で行えるものもありますが、ホームページ上では記載のないサービスも多いため、導入前にはしっかり確認をしておいたほうがよさそうです。

QRコード決済導入という集客のチャンスを逃さないためにも、店舗側にとっても安心して使える便利な決済サービスを、ぜひ探してみてください。

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