そもそもFeliCa(フェリカ)とTypeA/Bって何が違う?

電子マネー決済端末を比較検討していると、様々な専門用語の壁にぶつかることが多いと思います。その中でもよく耳にするのがNFCFeliCa(フェリカ)TypeA/Bといった横文字です。近頃はApple Pay、 iPhone7のリリースによってFeliCaの知名度も一気に上がったと思います。

しかし、このFeliCa対応でSuicaが利用できるとかNFCシステムが…と言われても、よく分からないですよね。そこで、今回ピピッとチョイスではFeliCaTypeA/BNFCといった用語について説明していきたいと思います。

NFCとは?

「NFC マーク」の画像検索結果

まずFeliCa(フェリカ)TypeA/Bを説明する前に「NFC」についてお話します。NFCとはNear Field radio Communicationの略で、近距離無線通信を意味します。最近では「非接触通信」とも呼ばれています。Radio Communicationとあるように、ラジオなどで利用される規定の周波数で通信を行うシステムです。

タッチ&GoでおなじみのSuicaや、携帯電話をタッチするだけで会計処理ができてしまうおサイフケータイなども、このNFCシステムを利用しています。ちなみに上記のマークがついている製品は、NFCシステムが導入されているディバイスであるという印です。

FeliCaとは?

「フェリカ マーク」の画像検索結果

さて、FeliCa(フェリカ)とは一体なんなのでしょうか?これはSONYの非接触型ICカードの通信技術であり、NFC通信システムの1つの種類になります。国際規格ではISO/IEC 18092として認められ、主に日本の非接触型ICカードであるSuicaや、今度導入されるiPhone7に利用されています。

TypeA/Bとは?

typeab

では、FeliCa(フェリカ)を調べていると必ず出てくるTypeA/Bとは一体なんでしょうか?これもやはりNFC通信システムというカテゴリーの中の1つになります。正式には、TypeATypeBに分けられます。

TypeAは、オランダのNXPセミコンダクターズが開発した通信規格です。日本では、タバコの購入時に必要なTaspoカードに利用されています。

TypeBはアメリカのモートローラーが開発を主導しています。日本では個人番号カード(マイナンバーカード)や住民基本台帳カード、運転免許証、在留カード、パスポートに利用されている技術です。

FeliCaとTypeA/Bの違い

FeliCa(フェリカ)TypeA/Bも、実際に利用している周波数は同じです。開発を主導している会社が違うという点や、それぞれの読み取り機械・端末の仕様が異なるだけで、仕組み自体にそれほど大きな差はありません。

一方で最も大きな違いと言えるのは、利用されている国ではないでしょうか。国際規格としてTypeA/Bは世界で広く利用されています。一方でFeliCa規格はほとんど日本でしか利用されていません。海外では香港などの一部の地域のみに限られています。

つまり世界標準とするならば、TypeA/Bを利用したNFC通信システムを利用することが常識ということです。しかし今回、アップルはこの常識を覆す形になったわけです。あくまでもアップルのターゲットは日本である、という思いさえ伝わってくる気がします。

まとめ

近距離無線通信の規格であるFeliCa(フェリカ)TypeA/Bについてご説明しました。これらの違いを理解することで、NFCシステムを読み取る決済端末を選ぶ基準ができるのではないでしょうか。

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