年々盛り上がりを見せるハロウィン。ホントに日本人に受け入れられてる?

10年前に比べるとずいぶんと認知度が高まり、全国各地で行われている仮装イベントも盛り上がっていますね。ハロウィンをイメージした装飾が施されているお店もかなり増えています。

先日、大手調査会社マクロミルが全国の15~69歳の男女に行った「2017年 ハロウィンに関する調査」の結果が発表されました。今回はこの調査結果から読み取れる日本のハロウィンの実態をまとめてみます。

ハロウィンとは?

ハロウィンはヨーロッパを発祥とするお祭りで、毎年10月31日に行われます。もともとは秋の収穫を祝い、現世の悪霊を追い出すための行事でしたが、現在は宗教的な意味は薄れています。オレンジ色のカボチャをくりぬいて顔を描き、中にロウソクを灯した「ジャック・オー・ランタン」を飾ったり、魔女やお化けなどに仮装した子どもたちが「トリック・オア・トリート!(お菓子をくれないと、いたずらするぞ)」と言いながら家々を訪ね歩く、にぎやかな行事です。

日本では1983年に、東京・原宿のキディランドがパレードを行ったのが最初と言われています。当時はあまり知名度が高くなく、参加者も少なかったようです。1997年から東京ディズニーランドや神奈川・川崎のラ・チッタデッラで毎年ハロウィンイベントが開催されるようになり、人々に知られるようになりました。

近年は全国のテーマパークやショッピングモール、繁華街などでも趣向を凝らしたイベントが企画されています。またハロウィンにちなんだ装飾でお店を華やかに彩るアパレルショップや、ハロウィン限定メニューを提供する回転ずしチェーンなども登場しています。

マクロミルの「2017年 ハロウィンに関する調査」

<調査概要>

調査主体:マクロミル
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国15~69歳の男女(マクロミルモニタ会員)
割付方法:平成27年国勢調査による、全国5エリア×性別×年代の人口動態割付/合計2,000サンプル
調査期間:2017年8月31日(木)~9月1日(金)

回答者は平成27年国勢調査による性別×年代×地域(5エリア)の人口動態統計に基づいて割りつけられており、男女比は1:1です。

「ハロウィン」が楽しみなのは全体の2割程度

「ハロウィンが楽しみですか?」という質問に対し、「とても楽しみ」「やや楽しみ」と答えたのは全体の22.4%でした。年代別の回答を見てみると、楽しみと答えた人が一番多いのは10代の44.3%で、年齢層が上がるにつれて楽しみにしている人が減っていきます。やはりハロウィンは若い世代に人気があるようです。

仮装をしたい人は1割に留まる

今年ハロウィンの仮装をしたいかどうかを尋ねたところ、仮装をしたいと答えた人は全体の10.3%でした。年代別で見ると10~20代でも仮装したいと応えたのは2割程度です。日本人の気質なのか、年齢が上がるにつれて奇抜な衣装に身を包むのは少々勇気がいるように感じます。

ちなみに、ハロウィンの仮装をしたいと答えた人に目的を尋ねたところ、以下のような結果が出ています。

このグラフでは「ハロウィンに限らずイベントを楽しみたい」「仮装やコスプレを楽しみたい」という人が多いことがわかります。3人に1人は「仮装する仲間とのコミュニケーション」を目的としていることを考慮すると、1人で仮装はできないけれど、誰かと一緒なら参加したいという潜在的なニーズもありそうです。

仮装の目的が「SNSへの写真投稿」と回答した人に、どのSNSに投稿したいか聞いたところ、やはりInstagramが最も多い結果となっています。トレンドのキーワードとして定着しつつある「インスタ映え」は、ハロウィンにおいても重要になりそうです。

ハロウィンは関連商品で楽しむ?

「今年ハロウィンをどのように楽しみますか?」という問いについては、「特に何もしない」という人が最も多い結果となりました。何らかの楽しみ方をする人については「ハロウィン関連商品を買う」という答えが一番多く、次いで「限定メニューを食べる」「お菓子や料理を作る」となっており、食べものを介して楽しむという人が多い様子がうかがえます。

ハロウィン関連商品として購入したいものは「ハロウィン限定のスイーツ・お菓子」が最も多く、「飾り付けグッズ」や「ハロウィン限定の外食メニュー」と続いています。どちらかというと飲食関係の購買意欲が高いようです。

ハロウィンの平均予算は4,000円弱

マクロミルでは秋から冬にかけてのイベントに、最大でどれくらいのお金をかけてもいいと思うかを聞いています。ここではハロウィンの平均予算が3,691円で、他の行事に比べるとかなり抑えられた金額になっています。

ハロウィンはもともと子ども向けのイベントで、大人は仮装した子どもたちにお菓子をあげるのが本来の風習です。大人同士でプレゼントを贈りあうような習慣もないので、クリスマスやお正月に比べると予算が低額におさえられてしまうのではないでしょうか。

まとめ

アンケート結果から、ハロウィンは10~20代の若者や子育て世代に関心が高いイベントであることがわかります。また、仮装をしたい人は仮装自体を楽しむほか、インスタ映えする写真を撮りたいといったニーズもうかがえます。

仮装はハードルが高いけどハロウィンの雰囲気を楽しみたいという人は、ハロウィン限定のお菓子や飾り付け用のグッズを購入したいと考えている人が多いようです。しかしこういった人たちは、本当は自分でも仮装をしてみたいと思っていたり、何らかの形でハロウィンを楽しみたいと強く思っているはずです。

例えば飲食店で、魔女のトンガリ帽子やガイコツのお面で「プチ仮装をして来店した人にドリンク1杯無料」といったイベントを企画すると、喜んで参加するお客様も多いのではないでしょうか。また居酒屋で注文した鍋料理に、ランタン型のカボチャやお化けの形のハンペンが入っていたら、それだけで盛り上がりそうです。

わざわざお金をかけてお店をハロウィンの装飾で飾り立てなくても、ハロウィンをお客様と楽しむことは可能です。是非イベントを利用して、お客様との交流を楽しんでください。