3年間限定でLINE PayのQR決済手数料がゼロに!LINEはNo.1を獲れるのか?

2018年6月28日、LINE Pay株式会社はコミュニケーションアプリ「LINE」で展開するモバイル決済サービス「LINE Pay」において、新たな普及施策を発表しました。スマートフォンおよび「LINE Pay」で支払いができる場所を国内100万カ所に拡大することが目的とのことです。

LINE Payを普及させる施策とは?

今、世界中の国々がキャッシュレス化に向かっています。キャッシュレス先進国を言われるスウェーデンでは、既に店頭に「現金お断り」の表示が掲げられるほど現金離れが進んでいるほどです。日本ではおサイフケータイやApple Payに加えて、スマホアプリを利用するQRコード決済も多数登場していますが、まだまだ現金払いが主流になっています。この状況に一石を投じようとするのが今回のLINEの施策です。

【施策1】「LINE Pay 店舗用アプリ」を提供開始

<アプリの特長>

特長1:レジ機能

事業者側のスマートフォンにアプリをダウンロードすると、「LINE Pay」のQRコード決済に対応します。ダウンロード後、加盟店加入の手続き*1を行い、利用時にはアプリを立ち上げて金額を入力し、顧客のスマートフォン上の「LINE Pay」コード画面上のQRコードを読み取ることで、顧客の「LINE Pay」アカウント残高から引き落とされて決済が完了します*2

 

特長2:メッセージ配信機能

「店舗アカウント」と連携することで、アカウントの友だちとなった顧客に1,000通/月までメッセージ配信が可能になります。決済をきっかけに、再来店に向けたキャンペーンの案内やクーポン送付などの販促に活用できます*3。

 

※注意事項※

*1:本アプリのご利用には、「LINE Pay店舗用アプリ」上から加盟店へのご加入が必要ですので、ダウンロード後、アプリ内からお申し込みください。ご加入には所定の審査がございます。

*2:本アプリ以外の決済サービスにてLINE Payをご利用いただいている加盟店が、同一の加盟店IDで本アプリをご利用いただくことはできません。本アプリのご利用をご希望の場合は、必ず本アプリからの新規加入申請をお願いいたします。

*3:一部サービスは順次提供予定です。

 

プレスリリース:【LINE Pay】コード決済普及施策を発表 より

クレジットカードや電子マネーの導入に際しては、専用機器の準備のための初期費用や、売上から差し引かれる決済手数料が発生します。LINEは「特に中小規模の事業者にとってはこの費用が負担となり、電子決済サービス普及の障壁になっている」と指摘します。

このハードルを下げる手段として、スマホやタブレットを利用するQRコード決済に注目が集まっています。しかし、なかなか普及していないのが現状です。そこでLINEは、中小事業者にもっと気軽にQRコード決済を導入してもらうため「LINE Pay 店舗用アプリ」の提供開始を発表しました。

このアプリにはQRコード決済が可能な“レジ機能”と、「店舗アカウント」と連携することで友だちにメッセージを配信できる“メッセージ機能”を搭載しています。スマホやタブレットにアプリをダウンロードするだけで決済手段を導入できるほか、レジ機能も有しているので、従来のように専用のカードリーダーを購入したり、連携可能なレジを探す手間もなくなります。業界としては初めて決済アプリにメッセージ配信機能が搭載され、決済をきっかけにお客様とのつながりを構築できる点は画期的です。

【施策2】「LINE Pay店舗用アプリ」のQRコード決済手数料を3年間無料化

2018年8月1日~2021年7月31日の3年間、電子決済利用の際に店舗側が負担する決済手数料を「LINE Pay 店舗用アプリ」に関しては無料化し、0%で提供いたします。これにより、本アプリをご利用の事業者は、3年間QRコード決済を初期費用ゼロな上に、決済手数料もゼロで利用可能になります*4

 

*4:本アプリから加盟店加入手続きを行い生成された加盟店IDを利用して、本アプリ上で提供のQRコード決済を行った取引が対象です。

 

プレスリリース:【LINE Pay】コード決済普及施策を発表 より

顧客がクレジットカードや電子マネーによる支払いを選ぶと、店舗には決済手数料が発生するため、現金払いと比較すると売上が目減りしてしまいます。消費者ニーズがあると承知していても、店舗がクレジットカードや電子マネーの取り扱いを開始したがらないのはそのためです。そこでLINEは、2018年8月1日~2021年7月31日の3年間、「LINE Pay 店舗用アプリ」によるQR決済の決済手数料を無料化し、多くの店舗への導入を図ります。

【施策3】インセンティブプログラム「マイカラー」制度をアップグレード

1. 2018年8月からの1年間、カラーバッジ保有ユーザー*5を対象に、「LINE Pay」の「コード支払い」利用に限っては、各カラーで定められた「LINEポイント」還元率に3%を上乗せして付与します。

グリーンバッジのユーザーは、QR/バーコードでの「コード支払い」で最大の5%分を還元、ホワイトバッジはこれまで「LINEポイント」のインセンティブについては0%でしたが、「コード支払い」で3%分が還元されるようになります。

 

2. 「コード支払い」の利用に関しては、ポイント付与対象の決済金額10万円までの制限を完全撤廃します。

 

※注意事項※

*5:「LINE Pay」メイン画面「マイカラー」内で自身のカラーを確認できます。カラーバッジは「グリーン」「ブルー」「レッド」「ホワイト」の4種となります。なお、バッジなしのユーザーは対象外となります。

 

プレスリリース:【LINE Pay】コード決済普及施策を発表 より

2018年6月から新たなインセンティブ・プログラム「マイカラー」制度がスタートしています。これは取引状況に応じてホワイト・レッド・ブルー・グリーンの4色にランクが分けられ、カラーバッジによってポイント還元率が変動する仕組みです。最もランクが高いグリーンの場合、100円の決済で2ポイントが還元されます。

今後、LINE PayユーザーにQRコード決済を利用してもらうため、この「マイカラー」制度も変更されます。2018年8月から1年間、コード決済を利用すると「LINEポイント」の還元率が3%上乗せされるとのことです。この変更により、マイカラーがグリーンの場合には、コード払いで決済額の5%分がポイントが付与されることになります。

<参考>
LINEプレスリリース:【LINE Pay】コード決済普及施策を発表

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LINE Payの送金キャンペーンも実施中

LINE Payには無料で個人間送金できる機能もあり、現在『10円ピンポン!』キャンペーンを実施中です。期間中にLINE Payで10円以上の送金をすると、後日ローソンやマクドナルドの無料クーポンがもらえます。

LINEは以前からLINE Payの利用促進を目的としたキャンペーンを行っています。2017年12月末~2018年1月上旬にかけては『LINEのお年玉』というキャンペーンを行っていました。これは期間限定でお年玉つき年賀スタンプを販売し、購入者は友達に現金が当たるお年玉くじを送れるというものでした。お年玉を開封して現金が当たった場合、1等以外はLINE Payによって送金されるため、当選者は受け取りに際してLINE Payの登録が必要でした。

今回の『10円ピンポン!』キャンペーンは、クーポンをもらうために自身の所有する電子マネーを送金しなければなりません。またくじ引きと違い、送金先の相手が協力してくれるかどうかをあらかじめ確認した上でないと、トラブルに発展しそうな予感もします。過去にLINEアカウントの乗っ取りが頻発したこともあり、セキュリティの面からSNSへの銀行口座の登録については慎重な人も少なくないと感じるためです。自分が欲しいスタンプのオマケとしてくじ引きがついてきたお年玉キャンペーンに比べると、少々ハードルが高いような気もするのですが、皆さんはどのように思いますか?

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まとめ

中国で火がついたQRコード決済サービスは、日本でも普及の兆しを見せています。しかし店舗への導入やユーザーの獲得には、まだまだ高いハードルがあると言わざるを得ません。今回打ち出されたLINE Payの施策は、これらの問題をすべてクリアするための条件を満たしているように見えますが、果たしてうまくいくのでしょうか?今後もその動向を注意深く見守りたいところです。