民泊などの宿泊施設でORコード決済を配置するには?

ピピッとチョイスでは無料相談窓口を設けて、決済サービスの導入に関するお困りごとの解決をお手伝いしています。コンシェルジュ開設から1年の間にさまざまな業種・業態の方からたくさんのお問い合わせをいただきました。
今回は、今までにいただいたお問い合わせの中から、ホテルや民泊といった宿泊施設からいただいたQRコード決済関連の質問をピックアップして、いくつかの解決策をご提案したいと思います。
この記事の目次
【質問(1)】民泊の予約受付時に、中国人向け決済で事前決済もできるようにしたい。
●中国人が日本に旅行に来る際、QRコード決済で事前にゲストハウスの清算を済ませ、チェックイン当日は決済不要にしたい。
●宿泊予約システムで「支付宝(アリペイ)」や「WechatPay(ウィ―チャットペイ)」を利用し、事前決済を可能にしたい。
提案①自社サイトの予約システムにQRコード決済を導入する
中国人観光客の場合、日本に来る前に中国にてQRコード決済による事前支払いを済ませ、当日はホテルや宿泊施設にきて泊まるだけにしたい、というニーズが増えており、自社のホテルのwebサイトにそれができる仕組みを入れておきたいという問い合わせも増えています。
ユニヴァ・ペイキャストがIPSで展開している「招待Pay」は、中国人向けのアリペイとWeChat Payをまとめて導入できる決済サービスです。招待Payを導入すれば、店頭での支払いに利用できるのはもちろん、webサイト上にQRコードを表示して支払処理を促すことができます。webサイト上にQRコードを表示して決済できる、いわゆる非対面でのQRコード決済サービスというのはまだそう多くはないのですが、「招待Pay」はそれが可能な上、中国からでも日本のサービスのweb利用が可能となるところに大きなメリットがあります。
なお、日本円で指定した料金は、自動的に元に変換してお客様の画面に表示されます。オプションで決済用のURLやQRコードを作成してメール送信する機能も追加でき、お客様のニーズに合わせて対応の幅が広げられるのは魅力です。
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提案②民泊サイトを利用する
インターネットが普及し、世界的に見ても旅行先の宿泊はネットで予約するのが当たり前になっています。民泊のネット予約では、「Airbnb(エアビーアンドビー)」と「Booking.com(ブッキングドットコム)」が有名です。
Airbnb(エアビーアンドビー)
「Airbnb(エアビーアンドビー)」はオフラインの支払いや現金払いが禁止されており、サイト上での事前決済が必須です。主要な国際ブランドのクレジットカードやプリペイドカード、デビットカードに対応しています。Apple PayによるiOSアプリ内課金も利用可能です。
旅行者の所在地によっては、その国独自の決済手段に対応している場合があります。例えばアメリカ在住の人ならGoogle PayのAndroidアプリ内課金、中国在住の人は支付宝(アリペイ)による決済が可能です。
Booking.com(ブッキングドットコム)
通常「Booking.com(ブッキングドットコム)」は宿泊料金を現地で精算するスタイルを取っています。予約保証のためにデポジット(宿泊代金の一部もしくは全額の前払い)やカード情報の提供を求めることもできます。paypalや支付宝(アリペイ)などへの対応が可能ですが、Booking.comの決済代行はサービスの提供エリアに限りがあるので注意が必要です。
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【質問(2)】宿泊施設に導入できるキャッシュレス決済にはどんなものがある?
●ホテル、民泊、簡易宿泊所、マンスリーで現金以外の決済を探している。
●施設内での物品・商品販売のみに限らず、ケータリングやアクティビティの予約・決済についても適応させたい。
提案①中国人の利用が多い場合
中国ではここ数年でスマートフォンが普及し、アプリを使ったQRコード決済が主流になっています。特に支付宝(アリペイ)とWeChatPay(ウィ―チャットペイ)は激しいシェア争いを繰り広げており、利用者が非常に多いことが知られています。
日本円よりも慣れ親しんでいるQRコード決済が使える方が中国人にとっても安心感があるようです。中国人利用者が多いホテルや民泊などでは、QRコード決済が使える決済サービスを導入すると良いでしょう。
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提案②中国以外の外国人が多い場合
世界的に見るとQRコード決済が盛んに使われている中国はまれな例で、キャッシュレス先進国と言われる地域ではクレジットカードやデビットカードの利用が多いと言われています。欧米など中国以外の国からのお客様が多い、あるいは高額決済が見込まれるホテルのような施設では、クレジットの国際ブランドを網羅できる決済サービスを選ぶと良いでしょう。
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提案③お客様のほとんどが交通系電子マネーを持っている場合
電車やバスを利用するお客様の多くはSuicaやPASMOといった交通系電子マネーを持っていることが多いです。特に外国人観光客向けのガイドブックには、乗車券として利用できる電子マネーがとても便利であると紹介されています。公共交通機関が利用しやすい場所にあるホテルや民泊では交通系電子マネーに対応すると、お客様の利便性の向上につながるのではないでしょうか。
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【質問(3)】ケータリングやアクティビティの決済をキャッシュレスにしたい。
●水族館や美術館をめぐるツアーを開催するときに、集合場所で決済できるようにしたい。
●無人で対応できる方法がないか知りたい。
提案①モバイル決済を利用する
特定の場所ではなく、出先でキャッシュレス決済を利用したい場合は、スマホやタブレットが使えるモバイル決済がおすすめです。携帯回線が使える場所ならどこでも使うことができます。モバイル決済の中にはクレジットカードだけでなく電子マネーやQRコード決済に対応できるものもあるので、お客様のニーズに合わせて選択すると良いでしょう。
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提案②静的QRコードを利用する
QRコード決済にはモバイル端末にQRコードを表示させる「動的QR」と、印刷したQRコードを使う「静的QR」の2種類があります。「静的QR」には、店舗情報のQRコードを発行してお客様自身に金額を入力してもらう方法と、商品ごとに金額を指定したQRコードを発行してお客様は認証のみを行う方法があります。
無人で対応するには「静的QR」で商品コードを発行する方法が向いているのではないでしょうか。この方法ならレンタサイクルやツアーといったアクティビティでも利用でき、スマホなどの端末も必要ありません。
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まとめ
皆さんの課題は多種多様です。同じ課題でも施設の状況によって適切と思われる解決策は異なります。また回答は必ずしも1つではないため、今回ご紹介した案だけでは不十分だと思いますが、参考にしていただけると嬉しいです。
無料相談窓口では専任のコンシェルジュが皆さんのお話を丁寧にうかがい、課題解決のお手伝いをしています。ぜひお気軽にご連絡ください。
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