ローソンが「レジなし店舗」の実証実験を開始!新たなスマホ決済体験とは?

コンビニ大手のローソンは、店頭から商品を持ち出すだけでレジに並ぶことなく自動で決済が可能な、「レジなし店舗」の実証実験を期間限定で実施しました。レジなし店舗といっても、具体的にどのようなシステムなのか、知っている方も少ないのではないでしょうか。今回はローソンが展開するレジなし店舗について詳しく紹介していきます。

ローソンでレジなし店舗の実証実験を開始

ローソンでは2020年2月26日(水)~2020年5月25日(月)までの期間中、レジなし店舗の実証実験が行われています。出店場所は技術協力のある富士通の開発拠点、富士通新川崎テクノロジースクエアの従業員専用エリアにある「富士通新川崎TSレジレス店」となっています

利用の対象者は、富士通新川崎テクノロジースクエアに勤務する従業員約3,000人で、この実証実験では機器などの動作やシステム、店内のオペレーション、防犯、実際に利用したことによる使い勝手などを検証します。

取り扱う商品は、本店で人気の弁当や惣菜、デザート、飲料など約250種類の商品が中心で、たばこや酒などの年齢確認が必要な商品やサービスや、ATMや雑誌・書籍などの取り扱いはありません。

現在118の店舗で導入している「ローソンスマホレジ」では、お客様自身が商品をスキャンし決済を行いますが、お客様の提示したバーコードを店員が読み込む必要があります。しかし、今回の「レジなし店舗」では、お客様が入店時にスマートフォンをかざすのみとなるため、従業員の会計対応は必要なくなります。これにより、お客様のレジ待ちの解消はもちろん、従業員の負担も大幅に減少されることが期待されます。

ローソンと富士通などが携わった、レジなし店舗のシステムとは?

レジなし店舗の実施は、ローソンと富士通、そして米国企業のVCOGNITION TECHNOLOGIES,INCの3社の技術を合わせて実現しました。

今回ローソンで利用される、レジなし店舗システムは米国VCOGNITION TECHNOLOGIES,INCが提供する「Zippin」というものです。「Zippin」は、自動決済に必要であるカメラやセンサーなどの機器や、来店客や商品を認識するためのAI機能、決済や在庫まで行うことができる連携機能をまとめた総合システムです。この「Zippin」のシステムを用いて、お客様が手にとった商品を移動で検知するようになっています。

入店・決済アプリ「ローソン・ゴー」はローソンの戦略子会社である、ローソンデジタルイノベーションが開発し、このアプリを介してお客様は決済を行うこととなります。さらに、3月16日(月)から利用される、手のひらの静脈と顔情報で本人を特定することができる「マルチ生体認証」の技術は富士通研究所が開発しています。
これらを結集させ今回のローソンのレジなし店舗が実現しています。

「レジなし店舗」入店~決済完了までのシステムとは?

レジなし店舗でお客様が利用する際に、どのような流れで決済に至るのか解説します。

「ローソンゴー」で入店

お客様は、入店時にローソン戦略子会社である、ローソンデジタルイノベーションが開発した入店・決済アプリである「ローソン・ゴー」を利用します。
入店時にスマートフォンの専用のアプリに表示されたQRコードを、店の入口にある改札機のようなゲートにかざすと、ロックが解除され入店することができます。
なお「ローソン・ゴー」では、事前に利用者の「Apple ID」「Googleアカウント」「LINEアカウント」のいずれかのIDと、決済に使用するクレジットカードの登録が必要になります。

店内のセンサーとカメラで商品を検知


画像引用:ローソンニュースリリース

店内には複数のセンサーとカメラが配置されており、自動的にお客様の動きを読み取ります。購入したい商品を手に持つと、とった商品の種類や個数は棚に配置されているセンサーでカウントされる仕組みです。カメラには人の動きを検知するもの、人の手の動きを検知するもの、商品の動きを検知するものがあります。

レジを介さず、退店すると自動で決済完了

購入したい商品を持って店からでると、事前に登録しておいたクレジットカードで自動的に決済され、レシートは電子レシートとしてスマートフォンに届きます。

手のひら認証も可能に

2020年3月16日(月)から、富士通研究所が開発した「マルチ生体認証」という手のひらの静脈と顔情報で本人を特定する方法を、レジなし店舗で利用します。「マルチ生体認証」の導入でスマートフォンを持たずに入店が可能になります。利用するには専用の登録端末に手のひらの静脈と顔写真を登録する必要があります。

「レジなし店舗」で期待されること

レジなし店舗では、レジを待たずに店内で購入したい商品を持って店外へ出るだけで簡単かつスムーズに決済ができ、レジを利用しない新しい買い物の方法が実現します。

レジがなくなることで、従業員は商品の品出し作業は行いますが、レジ打ちをする負担がなくなります。
人口の減少によって人手不足が問題になっているなか、「レジしなし店舗」ではレジ対応に必要な人件費の削減や業務負担の削減が期待できます。さらに、レジが混みやすい時間帯の混雑を避ける効果もあるので、朝や昼のピーク時のお客様の取りこぼしが少なくなり、売上のアップも期待されます。また、お客様はレジに並ぶ手間を省くことができるので、よりスムーズな購買体験が可能になります。

店舗のメリットだけでなく、来店されたお客様が便利にストレスなく買い物ができるようになることで、満足度の向上に繋がったり、新しい買い物方法を楽しく体験していただけるようになります。

実証実験後は、一般ユーザー向けの店舗導入も検討

今回の「ローソン富士通新川崎TSレジレス店」では、富士通新川崎テクノロジースクエアに勤務する従業員以外は利用できませんが、実験結果をもとに、2020年の夏には一般客向けの新たな店舗での実験も検討しています。普段の生活で利用できる日もそう遠くはないかもしれません。

まとめ

レジなし店舗・レジレス店舗を巡って、米Amazonでは「Amazon Go」を運営していたり、米国だけでなく、日本でもNTTデータがレジなし店舗の実証実験を行っています。レジがないことで、店舗で働く従業員にも、来店するお客様にもメリットのあるサービス。今後レジなし店舗の導入に向けた動きが加速するのか、注目していきたいところです。

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