QRコードを掲示するだけでクレジット決済が使えるPay ID(ペイ・アイディー)

スマホとQRコードで支払を可能にするQRコード決済。日本でも数年前からいろいろなサービスが登場しています。今回は通販アプリの会社が運営するPay ID(ペイ・アイディー)についてご紹介します。

Pay ID(ペイ・アイディー)とは?

PAY 株式会社が運営する「Pay ID」は、スマホアプリで送金や会計を可能にするサービスです。ネットショップを無料で作れる「BASE」を運営するBASE株式会社が、2017年9月に対面販売で利用できる「QRコード決済App」の提供を開始。その後2018年1月に分社化してPAY株式会社を設立し、「Pay ID」としてサービスを展開しています。

「Pay ID」はアプリをダウンロードして認証を行い、クレジットカードを登録するだけで、お店での支払いやPay IDのユーザー同士の送金に使えます。新規登録はメールアドレスやスマホの電話番号などを入力し、SMS(ショートメール)で届く認証番号を入力すれば終わりです。クレジットカードはVisaとMasterが登録でき、スマホのカメラでカード情報を読み取ってセキュリティコードを入力するだけなので、手続きはほんの数分で完了します。

Pay IDの使い方

お店で利用する場合

お店での支払にPay IDを使う場合は、「Pay ID」アプリを起動して、お店が提示する専用のQRコード(PAYCord)を読み取ります。PAYCordには「商品QRコード」と「店舗QRコード」の2種類があります。「商品QRコード」は商品ごとに決められた金額を支払う方法で、あらかじめQRコードには支払金額が登録されています。「店舗QRコード」は商品や金額の指定がないため、QRコードを読み取った後、支払う金額を入力する必要があります。

個人間の送金に使う場合

PAY IDを持っている人同士なら、個人間送金に使うことも可能です。例えばお友達に頼まれて作ったポーチの材料費を請求したいときには、請求内容(この場合は「ポーチ材料費」)と証明画像(ポーチの写真)、請求金額を入力して、相手にリクエストを送ります。相手が届いたリクエストを確認し、承認すれば支払は完了です。送金されたお金はPAY IDの残高としてチャージされます。

なお、ユーザー間の1回の決済額は50円以上35,000円以下、1カ月間の取引は10万円までに制限されています。2018年8月現在、ユーザー間の送金手数料はキャンペーンで無料になっています。またPAY IDの残高を自分の銀行口座に振り込む際には250円の手数料がかかる点に注意が必要です。

店舗が決済手段として導入する場合

お店にPAY IDを導入するには、専用サイトからBASEもしくはPAY.JPに登録し、「QRコード決済APP」を導入します。BASEに登録する場合は、BASE上にショップを開設する必要がありますが、決済手数料は2.9%に固定されています。

PAY.JPに登録する場合には、QRコード決済のほかに、公開されているAPIでサイト上に決済システムを組み込むことができます。Apple Payをモバイルアプリに導入することもできるので、お客様の多様なニーズに応えられるようになります。決済手数料はプランによって異なりますが、2.59%~と業界最安水準です。

申請が完了するとQRコードの発行ができるようになるので、「商品QRコード」や「店舗QRコード」を発行して店舗に掲示します。スマホやタブレット等がなくても印字したQRコードが作れれば決済できるので、初期費用を抑えた導入が可能です。

まとめ

PAY IDはQRコードを掲示するだけでお客様にクレジットカード払いをしていただける決済サービスです。商品と金額が設定できる「商品QRコード」は、オフィスの無人販売やイベントへの出店、寄付金の受付などさまざまなシーンで活用できそうです。

「店舗QRコード」を使う場合には、お客様がアプリに入力した金額に間違いがないか、その都度確認する必要があると思います。しかし特別な機器を用意する必要がなく、アプリの操作は全てお客様にお願いすることができる点には大きなメリットがあると思います。

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