羽田空港でも進むインバウンド対策!東南アジア向けQRコード決済「VIA」導入

訪日外国人(インバウンド)数の増加と共に、インバウンド客が多く訪れる施設や観光地で対策が進められています。インバウンド需要を取り組むべく対策の一つに、スマートフォンを使ったQRコード決済の導入が注目されています。今やキャッシュレス化は世界的な潮流であり、日本国内においてもさまざまなQRコード決済が登場しています。

今やインバウンド対策に欠かせないツールとなったQRコード決済サービス。2019年7月には、東南アジアを中心にしたモバイル決済連合「VIA」の日本国内サービス開始の会見が羽田空港で開催されました。今後ますます広がりを見せていくと思われるQRコード決済サービスの中でも、今回は「VIA」について紹介させていただきます。

訪日外国人数は年々増加している

東京オリンピックの開催決定以降、日本を訪れる訪日外国人の数は年々増加しています。2018年の訪日外国人数は3,000万人という過去最高記録を突破しました。観光庁は東京オリンピックが開催される2020年の目標に外国人旅行客数4,000万人、外国人旅行消費額に8兆円を掲げています。同じく観光庁の目標では、2030年の外国人旅行客数6,000万人、外国人旅行消費額に15兆円という数字が掲げられているのが確認できます。

しかしオリンピック終了後も、果たして外国人旅行客は増え続けるのでしょうか。過去のオリンピック開催国のデータを見るにオリンピック後も外国人観光客の増加が続くと予想されます。一度整備されたインバウンドインフラは外国人観光客からの評判が高く、観光国としての魅力が高まるという側面があるようですね。オリンピック開催により整えられたインバウンドインフラは終了後も残り続けるので、外国人観光客へのアピールポイントとして効果を発揮するでしょう。

中国、韓国の次は東南アジア

日本政府観光局(JNTO)が2019年6月に発表したデータによると、2019年の半年間(1月~6月)における訪日外客数の上位は以下のようになっています。

国名 人数
1位 中国 4,532,500人
2位 韓国 3,862,700人
3位 台湾 2,480,800人
4位 香港 1,097,900人
5位 アメリカ 875,200人
6位 タイ 683,700人
7位 オーストラリア 326,900人
8位 フィリピン 295,100人
9位 ベトナム 253,200人
10位 マレーシア 237,900人

出展:日本政府観光局(JNTO)

従来のインバウンド対策では、東アジア諸国で主流となっている決済手段の導入が進められていました。とくに中国で人気の高いAlipayやWeChat Payなどは、国内でも利用できるサービスや施設が増えています。

一方でタイやフィリピン、ベトナムといった東南アジアからの訪日客も着実に数を伸ばしており、対策が期待されつつあります。訪日外国人の増加に伴い、存在感を発揮しつつある東南アジア。東アジア諸国への対策の次は、東南アジア対策がインバウンド客にアピールする大事なポイントとなるでしょう。

羽田空港で展開することになったQRコード決済「VIA」とは?

2019年7月25日、羽田空港で「VIA」の日本国内向けサービス開始会見が開催されました。VIAは東南アジアにおける複数のモバイル決済事業者が相互接続する越境決済サービスで、日本国内のインバウンド対応として広域展開が目指されています。VIAアライアンスの一部であるローカルモバイルウォレットを使用して、VIAロゴが表示されている施設であれば購入代金が支払えるようになります。

使用中のスマホで近くのモバイルウォレットアプリに追加するだけで良く、旅行中に新しいモバイルウォレットアプリをダウンロードする必要はありません。管理手数料0円、安全してキャッシュレスの支払いを行えるサービスとして注目を集めています。

VIAは2018年10月にスタートしたばかりのサービスですが、すでに4,000万人以上の利用者を抱えています。加盟店は210万以上という巨大ネットワークに急成長しており、今後もさらに拡大していくと考えられます。日本におけるインバウンド効果も大いに期待できるでしょう。

QRコード決済連盟「VIA」とは

VIAとは東南アジアを中心にしたモバイル決済連合であり、シンガポールの通信会Singtelを中心に結成されたアライアンスです。東南アジアの決済サービス事業者や金融機関を取り込んで、ますます拡大を進めています。

VIAに対応したモバイル決済なら、アライアンスを通じて相互に加盟店経由での決済が可能な仕組みとなっており、現時点ではAISの「GLOBAL Pay」と、Singtelの「Dash」が利用できるようになっています。今後はさらに以下のようなサービスも利用開始予定にあるので、将来性が期待できますね。
・インドネシア:LinkAja
・マレーシア:ブースト

さらに以下のようなサービスも、順次参加予定となっています。
・タイ:K Plus
・フィリピン:GCash
・インド:Airtel Payments Bank

QRコード決済「VIA」が導入された店舗

VIAの国内導入第一弾は羽田空港で、国内線ターミナル7店舗、国際線ターミナル27店舗の合計34店舗でスタートされます。インバウンド対策としての導入であるため、国際線ターミナル店舗のほうが数は圧倒的に多い結果となりました。
なお、国内の正規代理店であるネットスターズが、ゲートウェイ事業者としてVIAを導入した加盟店に接続サービスを提供します。同社は最初期に中国で人気の「WeChat Pay」を日本に持ち込んだことでも有名です。

羽田空港における導入店舗は、土産物屋や免税ブランド店などが中心となっており、飲食店などは現時点では対象ではありません。成田空港で運営する一部直営店舗でも導入予定となっていますが、今後は国際空港だけではなくインバウンド需要が高い観光地などを中心に、加盟店開拓が進めていく計画が掲げられています。

導入された店舗は、具体的には以下となります。

羽田空港(国内線)でQRコード決済「VIA」を導入した7店舗

【第1ターミナル】
MIKIMOTO、和光、イセタン羽田ストア(レディス)ターミナル1、イセタン羽田ストア(メンズ)ターミナル1、サマンサタバサ スイーツ&トラベル 羽田空港第1ターミナル店
【第2ターミナル】
サマンサタバサ ポップアップストア 羽田第2ターミナル出発ロビー店、サマンサタバサ ポップアップストア 羽田第2ターミナル出発ゲートラウンジ店

羽田空港(国際線)でQRコード決済「VIA」を導入した27店舗

TIAT DUTY FREE SHOP CENTRAL、TRAVEL CONVENIENCE、Samantha Thavasa、WACOAL、BOOKS & DRUGS NORTH、BOOKS & DRUGS SOUTH、UNIQLO羽田空港国際線ターミナル店、OKASHI KOBO、TIAT ARRIVAL DUTY FREE SHOP、BVLGARI、GUCCHI、CHANEL、HERMES、ROLEX、Cartier、TIFFANY&Co.、Salvatore Ferragamo、BURBERRY、OMEGA、BOTTEGA VENETA、TUMI、TIAT DUTY FREE POP UP、TIAT PETITE BOUTIQUE、Edoイベント館、Edo食賓館(時代館)、HANEDA Sports、HANEDA Baby

羽田空港ではAlipay(アリペイ)と東京ばな奈のコラボ店舗も!

羽田空港では人気の高い東京土産の「東京ばな奈」と、中国でユーザー数が多い決済サービス「Alipay」をコラボしたキャッシュレス店舗がオープンしました。国際線ターミナル4階にて、7月1日(月)~9月30日(月)までの期間限定オープンとなっています。

クレジットカードで支払う場合はカウンターでの処理が必要となりますが、QRコードと電子マネーなら無人KIOSKでのチェックアウトが可能です。羽田空港においてキャッシュレス店舗の導入は初の試みであり、期間中にコラボ店舗でAlipayを使って決済すると、即時10%還元(最大30元、約500円)されるキャンペーンも開催されています。

「VIA」の導入だけでなく、こういったコラボ店舗という形でも、羽田空港はインバウンド対策を進めていることが窺えますね。

まとめ

インバウンド対策として欠かせないのが、多様な決済手段への対応です。とくにキャッシュレス決済が普及している国からの旅行客に対応できるかどうかが重要なカギとなります。まずは羽田空港での導入が開始されたVIAですが、今後はさらに全国各地で開拓が進められていく予定です。

東アジアに続いて存在感を示しつつある東南アジア。東南アジアの決済サービスに対応することは多くの観光客へのアピールポイントとなり、集客効果も期待できるでしょう。

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