楽天ペイの加盟店審査はどんな感じ?申請できない業種はある?

楽天ペイはクレジットカードや電子マネーだけでなく、QRコード決済も導入できる便利な決済サービスです。楽天ポイントが使えることや、決済手数料が安いことから、店舗の運営担当者の注目を集めています。ところでお店が楽天ペイを導入するにあたって心配なのが「審査に通るのか?」ではないでしょうか。そこで今回は、楽天ペイの審査や導入のメリットなどを紹介していきます。
この記事の目次
楽天ペイとは
「楽天ペイ」とは、楽天グループが設立した楽天ペイメント株式会社が提供しているQRコード決済サービスになります。
支払い金額200円ごとに楽天ポイントが1ポイントたまり、楽天ペイのチャージ方法に楽天カードを設定している場合は支払い金額200円ごとに3ポイントためることができます。
たまったポイントは、次回の楽天ペイの支払いに利用できたり、楽天市場や楽天ポイントカードの加盟店、フリマアプリである「ラクマ」などで利用することができます。
決済手数料も業界最安水準の3.24%~と継続して利用したい店舗にはピッタリの決済サービスです。
2020年11月30日(月)まで、通常19,800円(税込)であるクレジットカード・電子マネー対応カードリーダーが0円で導入することができる「キャッシュレス導入0円キャンペーン」を行っています。申し込み月を含む3か月以内に審査通過をした店舗が対象で、プレゼントは1店舗につき1台になります。
楽天ペイの加盟店舗向け情報一覧
楽天ペイの加盟店向けに、初期費用や対応の決済サービスなどの情報を紹介していきます。
初期費用 | カードリーダー:19,800円(税込) ※2020年11月30日(月)までのキャンペーン利用で0円 |
決済手数料 | 3.24%~ |
対応クレジットカード | 楽天カード Visa Mastercard JCB American Express Diners Club DISCOVER au PAY Card |
対応電子マネー | 楽天Edy Kitaca Suica PASMO Tioca manaca IKOCA SUGOCA nimoca はやかけん nanaco WAON iD QuicPay ApplePay |
対応QRコード決済 | 楽天ペイ au PAY Alipay WeChat Pay |
入金手数料 | 楽天銀行の場合:0円 その他の金融機関の場合:330円 |
入金サイクル | 楽天銀行の場合:翌日入金 その他の金融機関の場合:翌営業日入金(入金依頼が必須) |
楽天ペイの初期費用としては、カードリーダーの購入代金のみになりますので、利用の際にかかる費用としては決済手数料と入金手数料になります。
楽天のグループが提供しているということもあり、楽天カードや楽天Edyにも対応することができ、楽天銀行に振込の口座を指定することで入金手数料が0円となり、売上金額が翌日に振り込まれます。
楽天ペイ導入の店舗側メリット
楽天ペイを店舗に導入することでどのようなメリットがあるでしょうか。
クレカからQRコード決済までキャッシュレス全般に対応
楽天ペイを導入することで、楽天ペイの支払いに対応できるだけでなく、楽天Edy、楽天カード、クレジットカードや電子マネーにも対応することができます。
主要6ブランドのクレジットカードやSuicaやWAONなどの電子マネーにも対応できることで、さまざまなお客様の決済ニーズに応えることができます。
中国の2大QRコード決済サービスである「Alipay」や「WeChat Pay」にも対応できますので、インバウンド対策にも利用することができます。
売上金が最短翌日自動入金でキャッシュフローの面も安心
楽天銀行を楽天ペイの振込口座に指定しておくことで翌日入金、その他の金融機関を指定した場合でも入金依頼を行えば翌営業日に入金されます。
他社のサービスでは月1回や2回の入金も多いなか、楽天ペイであれば最短翌日に入金になりますのですぐに売上金を手元に置いておくことができ、キャッシュフローの面でも安心して利用することができます。
楽天ポイントが貯まるお店として集客力に
楽天ペイで支払いを行うことで、200円ごとに楽天ポイントが1ポイント、楽天カードをチャージ方法に指定している場合であれば200円ごとに楽天ポイントが3ポイントたまります。
2020年1月の時点で楽天カードの有効会員数が1,900万人を突破していることから、楽天ポイントを利用しているお客様が多くいることがわかります。
楽天ペイを導入し、楽天ポイントがたまるお店としてアピールすることで楽天ユーザーの集客効果を期待することができます。
楽天ペイを導入するには?
さて、楽天ペイを店舗に導入し、楽天ペイの加盟店になるにはどのような手続きが必要となるのでしょうか。審査の期間や利用条件など、加盟店申請の際に気になるポイントについて解説していきたいと思います。
実店舗決済の審査と期間
楽天ペイの実店舗決済はお客様との対面による決済で用いるサービスです。1台のカードリーダーでクレジットカードと電子マネーに対応できます。楽天ペイの加盟店になればアプリ決済の利用も可能です。今後普及が期待されるQRコード決済をいち早く導入することができます。
楽天ペイを導入するためには、実店舗決済のWebサイトから加盟店登録を申し込みます。専用フォームに申込者の名前と電話番号、メールアドレスを入力し、開業状況を選択しましょう。申込みが完了すると届くメールの指示に従って、本人確認資料(法人契約の場合には法人確認資料)をアップロードすると、審査が開始されます。
審査結果は「Visa、Mastercardの審査」「JCB、American Express、Diners Club、Discoverの審査」「楽天Edy、交通系電子マネー、nanacoの審査」「QUICPay+、iDの審査」「au PAYの審査」の5つに分けて通知されます。「Visa、Mastercardの審査」および「楽天Edy、交通系電子マネー、nanacoの審査」は原則として3~4営業日、その他の結果は2週間程度必要です。au PAYの審査はVisa・Mastercardの審査通過後に審査され、審査移管は原則で2週間程度かかります。
楽天ペイの審査は厳しい?
楽天ペイについて情報収集をしていると、「審査に落ちた」とか「厳しい」といった評判を目にします。どの決済サービスでも審査に通らなかった理由を明かすことはありません。しかし、よくある質問や利用規約を確認すると、楽天ペイの利用には一定の条件があることがわかります。
楽天ペイの利用条件
<楽天ペイの利用が認められない商品>
(1)公序良俗に反するもの
(2)銃刀法・麻薬取締法・ワシントン条約、その他の関連法令、条例等又は国際条約の定めに違反するもの
(3)第三者の著作権・肖像権・知的所有権などを侵害するもの
(4)商品券・プリペイドカード・印紙・切手・回数券、その他の有価証券、換金性のあるポイント、電子マネーのチャージ
(5)生き物
(6)商品等の引渡し若しくは役務提供を複数回に渡り又は継続的に行う取引
(特定商取引に関する法律に定義する「特定継続的役務提供」を含むがこれに限られない。)
(7)その他、楽天が不適当と判断したもの
楽天ペイは業種を問わず申し込みは可能としています。ただし取扱商品に上記のものが含まれている場合、規約に反しているため審査に通らない可能性が高いと考えられます。
学習塾やエステティックサロンなども利用可能です。ただし前払い(サービス提供が完了する前の決済)による利用は禁止されています。継続的にサービスを提供する場合、提供が完了するたびに決済しなければなりません。この条件が順守できないと判断されてしまうと、審査に通らない可能性がありますので注意しましょう。
なお審査申し込みに際し、個人の場合は申請者の個人情報、法人の場合は代表者の個人情報が必要です。会社の経営状況が良くても、申請者の信用情報に問題があると判断された場合には審査に通らない可能性があります。
楽天ペイは「マイナポイント」決済事業者に登録済み
2020年9月1日(火)から開始する、政府の新たな施策「マイナポイント事業」に、楽天ペイが決済事業者として登録されています。
「マイナポイント事業」は、マイナンバーカードの普及やキャッシュレス決済の基盤構築を目的にマイナンバーカードを発行している方を対象としてお得に買い物を利用できるものです。
マイナポイントの予約・申込の際に選択したキャッシュレス決済サービスを通して、還元率25%とし最大5,000円分のポイントを受け取ることができます。
各キャッシュレス決済サービスでは、マイナポイントにプラスしてお得に利用できるキャンペーンを行っています。楽天ペイでもマイナポイントの予約・申込の際に選択することで、マイナポイントと合わせて最大5,800円相当のポイントを受け取ることができます。
内訳としては、マイナポイントの5,000ポイント、キャンペーンポイントとして最大500ポイント(付与率2.5%)と楽天カードからチャージし買い物したことで1.5%還元(最大300ポイント)になります。
楽天ペイでのマイナポイント申し込み方法
マイナポイントの受け取りに楽天ペイを選択する場合は、楽天ペイのアプリ上で申し込みを行います。楽天ペイでのマイナポイント申し込み方法は以下になります。
①楽天ペイのアプリを最新版にアップデート
②画面左上の三本線をタップ
③マイナポイント申込/情報をタップ
④マイナポイント申込をタップ→マイナポイントアプリに移動
⑤マイナポイントアプリ上でマイナンバーカードの認証を行い[同意・申込]をタップ
⑥マイナポイントの申込完了の画面が表示され、申込完了
まとめ
世界的にキャッシュレスが一般化しています。また外国人観光客は都市から地方へ関心を向け始めています。これからは小規模店舗にも、楽天ペイのようなサービスを取り入れていく柔軟さが求められる時代です。常にお客様の動向にアンテナを立て、ニーズを逃さないようにしたいものですね。導入がどんどん増えている楽天ペイ。導入前に、必要な情報を整理してから申し込みをおすすめします。
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ご相談は完全無料です。キャッシュレス決済の導入をお考えなら、まずはピピッとチョイスのコンシェルジュサービスをぜひご活用ください。
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