[WeChatPay×アリペイ]中国では覇権争いが勃発中!どっちに対応すればいいの?

Alipayとウィーチャットペイのシェア争いの行方とは?

みなさん、こんにちは。ピピッとチョイス編集部です。突然ですが、中国人観光客の爆買いが日本にでも話題になったのは記憶に新しいですよね。今では少しおさまりを見せた爆買いですが、日本を訪れる外国人観光客の数は年々増加しており、特に中国人観光客の購買力は無視できません。中国では現金への不信感があり、QRコード決済というデジタル方式でお買い物をするようになりました。結果、お買い物がとてもお手軽、お気軽になり消費に拍車がかかっています。

現在では「アリペイ」というサービスと「WeChat Pay(ウィーチャットペイ)」というサービスが中国国内でしのぎを削りあっています。これらを日本国内にも導入して中国人観光客を取り込むための対応をしていきましょう。

そもそもアリペイとWeChat Payって?

中国では現在ものすごい勢いでキャッシュレス化が進んでいます。いまだに横行している偽札の存在で現金への不信感が強まっていること、現金でのやり取りで発生するトラブルなどが原因です。そうした背景でスマホ決済が登場しました。

アリババグループ(阿里巴巴集団)が提供するのがアリペイ(支付宝)

アリペイを提供するアリババグループは1999年にオープンしたAlibaba.comという業者向けECサイトの先駆けとなるサービスを提供している会社で、個人向けのAliexpressやC2CショッピングモールのTaobao.comなどを運営しています。モバイル決済サービスも提供しているという点でいうと、日本で言うと楽天グループに近い事業領域ですが、楽天の時価総額が約2兆円であるのに比べてアリババグループは約50兆円とかなりの差があります。

アリペイはこの「中国のAmazon」とも称されるアリババが2004年から提供しているモバイル決済サービスです。使い方はいたって簡単。スマホのQRコードを店員に見せ、スキャンして決済してもらう方法と、店頭のQRコードをスマホで読み取り、決済する方法があります。

テンセントが提供するのがWeChat Pay(微信支付:ウィーチャットペイ)

このアリペイと並んで人気を博しているのがWeChatというインスタント

メッセンジャーアプリを提供しているテンセントが運営するWeChat Payというモバイル決済サービスです。

テンセントも中国インターネット創業期の1998年に創業したSNS、インスタントメッセンジャーの運営を主な事業とするインターネット企業(実体は持ち株会社のテンセントホールディングス)です。オンラインゲームや動画サービスなどのエンターテインメント領域の有名企業にも出資しています。また、AI(人工知能)関連の企業を買収し、本社がある中国深セン市内の交通監視を始めとした映像監視技術も提供しています。そのテンセントが2013年にサービスインしたWeChat Payは、後発ではあるものの、SNS、メッセンジャーアプリのユーザー層を取り込みつつシェアを拡大し、アリペイに伍する決済金額になっています。このサービスもアリペイとほとんど使い方は同じでQRコード決済サービスを採用しています。

2強の激突!勢いはWeChat Payがやや優勢か?

今現在、中国ではアリペイとWeChat Pay、この2つのモバイル決済サービスが激突しているといっても過言ではないでしょう。そのくらいこの2つのサービスが火花を散らしています。

当初は早めにサービスを立ち上げたアリババグループとテンセント、それに加えて「中国版Google」といわれている「百度(バイドゥ)」、これらの頭文字をとって「BAT」が3強でした。しかしバイドゥはモバイルへの対応に苦慮し低迷をしました。よってアリババとテンセントの「AT」時代が到来したわけです。

サービスを開始したのはアリババが若干早く、今のところもアドバンテージはアリババのアリペイが握っているといえるかもしれません。しかし、テンセントが提供するWeChatは登録している会員が非常に多く、9億人近いユーザー数を擁しています。このように潜在的顧客を常に有しているテンセントは、先行するアリババに追いつかんばかりの勢いで成長をしています。先に基盤を作ったアリババか、猛追を仕掛けるテンセントか、どちらが覇権をとるか目が離せないところです。

国内でこの2つのサービスを使うには?

Airペイが交通系電子マネーの取扱を開始

ではこのアリペイとWeChat Payを国内で導入するにはどうすればよいのでしょうか。国内でも様々なQRコード決済サービスが展開されていますが、この2つに対応したサービスは現時点では限られています。

まず、Airレジシリーズのモバイル決済サービス「モバイル決済 for Airレジ」がアリペイに対応しています。利用額に応じた決済手数料だけで利用することができます。それに決済時の「日本円」で入金がなされるので為替を心配する必要もありません。

一方、WeChat Payは「楽天ペイ」が対応予定となっております。双方とも当然ですが、QRコード決済に対応しています。今のところ1つのサービスでアリペイとWeChat Payに対応しているというものがないので、この「モバイル決済 for Airレジ」と「楽天ペイ」を用意しておけばいいのではないでしょうか。

まとめ

「アリペイ」を提供するアリババグループと「WeChat Pay」を提供するテンセントは先にも挙げました通り、お互いがいい意味で激突し、切磋琢磨して急成長しています。この2つの巨頭はこれから永遠に共存していくとは考えにくく、そう遠くない未来にどちらかが覇権を握るであろうことが予測されます。一部の声では、例えばVISAやMasterCardのように、アリババとテンセントは共存していくだろう……というものもありましたが、これはあくまで憶測の域を出ません。

しかしいずれにせよ、そのどちらかがもし倒れてしまっても安全なように対策をとることはできます。幸い日本では先述しました通り「モバイル決済 for Airレジ」がアリペイに対応しており、「楽天ペイ」はWeChat Payに対応予定です。どちらかを採用するような賭けに出る必要は全くなく、むしろ双方に対応しても、決済金額に応じた決済手数料以外に月額費用などは一切発生しない(!)ので、一度導入を検討してみてはいかがでしょうか?

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