iPhone6をiPhone7のように使う裏ワザ

電子マネーで現金が不要に

iPhone7の登場でiPhoneユーザーもおサイフケータイ生活ができるようになりました。が、さまざまな理由で機種変更に踏み切れず、型落ちのiPhoneで歯がゆい思いをしている人はきっと筆者だけではないはず!…ということで、今回はiPhone6をおサイフケータイ化できるグッズを集めてみました。

なぜiPhone6でApple Payが使えないのか?

そもそもiPhone6にだってApple Payが搭載されているのに、どうして今まで日本では使うことができなかったのでしょうか?まずはその疑問を解消しましょう。

NFCにはさまざまな規格がある

SuicaやWAONのような電子マネーカードにはICチップが埋め込まれており、専用端末にかざすことで情報のやり取りができます。読み取り機に触れなくても情報のやり取りができるこの技術は「NFC(Near Field Communication)」と呼ばれています。

NFCにはいくつか種類があります。1つ目はSuicaに代表される日本の電子マネーに採用されている「FeliCa(フェリカ)」。SONYが開発した技術です。2つ目が「TypeA」。オランダのNXPセミコンダクターズが開発した通信規格で、日本ではタバコの購入時に必要なカードTaspoに利用されています。3つ目はアメリカのモートローラーが開発を主導した「TypeB」。マイナンバーカードや住民基本台帳カード、運転免許証で使われています。それぞれ通信に使用する周波数は同じですが、読み取り端末の仕様が異なります。

日本と世界の違い

日本では「FeliCa」が主流です。交通系電子マネーだけでなく、nanacoやWAONに代表される商業系電子マネーも「FeliCa」を採用しており、店頭には「FeliCa」対応端末が多く設置されています。

一方、世界的には「TypeA/B」が多く採用されています。例えばクレジットカードの国際ブランドVISAの電子マネー「VISA payWave(ビザ ペイウェーブ)」。これは2016年3月現在、世界71もの国と地域で使える電子マネーです。日本でも2012年からサービスを開始していますが、使えるのはイケアやファイテン、外国人観光客向けに導入している函館朝市など、数えるほどしかありません。

MasterCardの電子マネー「Mastercardコンタクトレス(旧PayPass)」も同様で、東京近郊で利用できるのは新宿のBICQLO、外神田のLAOX、神宮前のオリエンタルバザー、東京ディズニーリゾート・イクスペアリの4か所だけ。外国人観光客が多く集まる場所でしか使えません。

iPhone6でApple Payが使えない理由

iphoneを操作する女性

おサイフケータイはFeliCaチップを埋め込んだ携帯電話を利用して、電子マネーやポイントカード、さらには切符や飛行機チケットの代わりとして使えるサービスです。ところがiPhone6s / 6s plusまでのiPhoneは世界標準の「TypeA/B」を採用し、「FeliCa」には対応させませんでした。

日本では「TypeA/B」の読み取り機が普及していないので、結果的にApple Payでの支払いはできません。つまり、iPhone6をおサイフケータイとして使うためにはFeliCaチップを内蔵させる、もしくは日本国内に「TypeA/B」の読み取り機を普及させることが必要なのです。

そんなわけで今年9月、日本向けのiPhone7にFeliCaチップが搭載され、今まで残念な思いをしていた多くのiPhoneユーザーが喜びに沸きました。

<関連記事>そもそもFelica(フェリカ)とTypeA/Bって何が違う?

iPhone6をおサイフケータイのように使いたい!

さてiPhone6をiPhone7のようにおサイフケータイっぽく使うためにはどうしたらいいのでしょうか?単純に考えましょう。iPhoneとFeliCaチップが一緒になっていれば、求める機能は得られるのです。探してみると、世の中には希望を叶えてくれるグッズがたくさんありました。ただし、今回はパッと見で最新っぽく見せたいので(見栄っ張り?)、手帳型のグッズは除外しています。

ドコモが開発した「おサイフケータイ ジャケット01」を利用する

おサイフケータイジャケット本体おサイフケータイと同様に楽天Edy、QUICPay、iDのほか、ヨドバシカメラのポイントカードやANA の飛行機搭乗券として利用できるようになる製品です。「おサイフリンク」アプリをインストールしたiPhoneをBluetoothで接続し、端末にかざして使います。専用ケースを使えばiPhone本体と一体にでき、おサイフケータイの機能を再現できます。

商品ページ:http://amzn.asia/bx9yhDy

楽天Edyストラップを利用する

Edyストラップ Edyストラップの使用例

楽天Edyだけを使うのであれば、ストラップタイプを購入する方法があります。パッと見た感じは単なる携帯ストラップですが、デザインもかわいらしく、キーホルダーやバッグのチャームとしても使えます。

商品ページ:http://item.rakuten.co.jp/edyshop/es/

ICカードホルダー付きのカバーを装着する

ICカードが収納できるカバーをつけてiPhoneと一緒に持ち歩けば、おサイフケータイのように使えます。デザインやカラーも豊富です。ICカードとスマホの間に電磁波干渉防止シートを挟むことで、電磁波干渉を防いでスムーズな通信ができます。

電子マネーの残高が分かるICカードポケット付きケースも登場

ノコリーエアー 残金表示ノコリーエア― ポイント残高表示

12/9に発売となった『nocoly Air(ノコリーエアー)』は電子マネーICカードを入れるポケットが付いたケースです。防磁シート付きなので、安心して改札も通れます。ボタンを押すだけで手軽にカードの残高確認ができ、nanacoについてはポイント表示も可能。このケースを使えば残高不足で改札が通れない!なんてこともなくなりそうです。

ノコリーエアーの使い方

商品ページ:https://nocoly.co/air/indexJP.html

ステッカーポケットを利用する

ステッカーポケット使用例1 ステッカーポケット使用例2

ステッカータイプのポケットを装着すれば、比較的コストをかけずにおサイフケータイ化できます。貼り直しができるタイプなら、他の機種に乗換える時も継続して使えます。

商品ページ:http://amzn.asia/9Kt1qMf

高性能な腕時計でiPhoneと連携する

wena wrist分解イメージ支払いはリスト部分を端末にタッチするだけ

SONYが開発した腕時計「wena wrist」は同社の新規事業創出プログラム「Seed Acceleration Program」から誕生したとても個性的な一品。バンド部分にFeliCaを搭載しており、「おサイフリンク」アプリと連携することで楽天Edy、iD、QUICPayが利用可能。手首を端末にかざすだけで決済できてしまいます。

電子マネーの機能の他にも、重要なスマホの通知をバンド部分の振動とLEDで教えてくれる機能もあります。これなら会議中でも周囲の人に気付かれることなく通知を受け取れますね。

見た目は高級感の漂うスタイリッシュなアナログ時計ですが、バンド部分にはiPhoneと連携するための最先端技術が詰め込まれています。これが一般的なバンド部と同等サイズに収まっているのがスゴいところ。スーツにも自然にマッチするデザインに、こだわりを感じます。

商品ページ:http://wena.jp/

まとめ

iPhone6をおサイフケータイに変身させるグッズは、いろいろなタイプが発売されています。デザインもカラーも豊富にあり、選ぶ楽しみも味わえそうです。また2020年の東京オリンピックに向け、外国人観光客対策の強化が求められています。

都内でも外国人観光客向けに対応端末を設置している店舗が出てきていることから、今後「TypeA/B」が普及する可能性も高いです。いずれ特別なグッズを使わなくても、iPhoneひとつで支払いができる時代はすぐそこまで来ています。だからこそ、いろいろなグッズを試すのは今しかない!と言えるのではないでしょうか。

ちなみに、中国ではスマホアプリに表示されるQRコードで決済する「アリペイ(支付宝)」や「Wechat Pay」が爆発的に普及しています。訪日観光客の4分の1を占める中国人の取りこぼしを防ぐため、日本でも使えるお店が急速に拡大しています。

日本人向けにも同様のサービスがスタートしており、コンビニ大手のローソンでは「楽天ペイ」が、また大型雑貨店Loftでは「Origami Pay」が全国で使えるようになっています。「楽天ペイ」で支払うと楽天スーパーポイントが貯まりますし、「Origami Pay」では商品代金が値引きされるなどのメリットもあり、こちらにも注目です。

<関連記事>
お会計がもっと楽しくなる♪電子マネーのスタイルいろいろ
iPhone7でなくても大丈夫!スマホアプリで支払えるお店【7選】